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こんな本を読みました【2023.11】

遅ればせながら、2023年11月の読書記録をお届けします。




★『機嫌のデザイン まわりに左右されないシンプルな考え方』秋田道夫

プロダクトデザイナー・秋田道夫さんの著書。秋田さんは2021年にTwitter(いまのX)で発信を始めます。日々感じたことのつぶやきが、多くの人々の心をとらえ、わずか2日で7万人以上がフォローしたのだとか。

すごいですよね。どうやったらそんな短期間でフォロワーを増やせるのか?ぜひコツをお伺いしたいものだけど、残念ながらそのようなことは書かれていません。

でも、秋田さんの頭の中をちょっと覗き見ることはできる。機嫌よくいること、シンプルに生きることで毎日を楽しく過ごせる。その塩梅を知るヒントにはなると思います。

あとね、デザイナーという職業柄なのか、言葉にも「美」を求めている印象があるなー。こだわりがあるからこそ観察眼があって、「美しいもの」だけでなく「美しくないもの」にも目がいってしまう。だから違和感にも気づけて、プロダクトデザインや言葉に生かされているのだと感じました。

デザインが好きな方も、言葉が好きな方もぜひ。


★『夢と金』西野亮廣

お笑い芸人・キングコングの西野亮廣さんが書かれた本。テーマはタイトルそのものズバリ、夢と金。

「お金が尽きると、夢も尽きる」
夢を叶えるためには、お金を稼ぐことを切り離して考えてはいけないよ!と私たちに諭してくれています。

西野さんの本を読むたびに思うのだけど、とてもわかりやすい。たとえ話が秀逸なのかな?「なるほどー!」が多いので、きっと多くの人の心を捉えられるんだろうな。

私が特にわかりやすいと思ったのは、VIP戦略の説明を飛行機の運賃にたとえていた話。詳しく書くとネタバレになってしまうので、「なにそれ?どういうこと?」「そもそもVIP戦略って何?」と思われた方は、ぜひ本を読んでみてください!

▼『夢と金』がテーマの講演会に行ったときの話はコチラ


★『変な家』雨穴

youtube発信の小説として、大反響の不動産(間取り図)ミステリー。2024年3月には映画も公開されます。

会話形式で書かれたライトさ、内容のおもしろさにどんどん引き込まれて、一気に読み終えてしまいました。中学生の娘も「おもしろかった!」と言っていたので、子どもでも読みやすい作品だと思います。

この本の不思議なところは、読めば読むほど「ほんまにそんなことが、令和のこの時代に起こるんかいな?」という推理が展開されていくのに反して、なぜか物語自体はどんどんリアリティを増していくところ。

信じがたい話やのに、なぜか実話のように感じてしまう。こんな小説を読んだのは初めてかもしれない。とても新鮮でした。

会話形式で書かれているので、細やかな心の描写とか、目に映る景色を豊かに表現するとか、そういったものはあまりないです。だから、子どもたちにもわかりやすいのかもしれない。今っぽい簡潔な書き方がとてもすばらしくて、ちょっぴりさみしく感じたのでした。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ではでは、また!

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