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「自分が欲しくて作ったもの」に他者からもニーズがあれば商品になる

本日は、相場の30倍の価格でもお買い求めいただける商品が生まれた経緯をお話します。

詳細は伏せますが、私はブライダルグッズを作っています。



大好きな絵を仕事に

私は幼少期より絵を描くのが好きで、絵を描くことを仕事にしたいと思っていました。

想像していたキャンバスとは違うもの(小さなものに描いています)がキャンバスになりましたが、集客や販売は出来ているので「絵を描く仕事をする」という夢が叶い、幸せに制作出来ています。


もともとは自分のため

私が作っているブライダルグッズは、もともとは自身の結婚式のために作ったものです。

既製品で納得いくものがない

人が何かを作る時、それがきっかけであることは多いのではないでしょうか。

結婚準備中の若かりし私もそう思い、色んなものを作った中の一つが、現在商品となっているものの原型です。


周囲に好評、ニーズを感じた

その時だけで終わるはずだったそれは思いの外、周囲に好評でした。

高校時代の美術の先生からは

これは立派な商品になる。
欲しがる人もいっぱいいるはず


と。
(卒業後も個展にお邪魔したりと交流があり、作品の写真を送りました。ブックアートの田中博幸先生という方です。面白いので是非見てみて下さい)


更に私の半年後に式を控えていた親友から

私にも同じものを作ってほしい

と言われました。

私は自身の花嫁衣装の一部をデザインに取り入れたので、親友の時もそのように。
また、親友のためなので自分の時よりも更に張り切って豪華に描きました。

こうして、形は同じだけど絵柄は違う作品になったのです。


それを挙式当日、彼女の弟さんが

これ売れるよ

と。


皆の意見を整理する

ここまでに

・美術の専門家
・結婚準備中の花嫁
・一般男性

が「売れる」「欲しい」と言ってくれたわけで

更に私自身が既製品で満足いかず作ったわけなので

結婚式を予定している、既存商品で納得いかないプレ花嫁さんが欲しがるのではないか?

という結論に達しました。

そして

一人一人の衣装に合わせたオーダーメイド

ここに価値がある、と思ったのです。

なぜなら、私が花嫁なら、それは嬉しいから。


まとめ

量産されている既製品は、売れることを前提に作られています。

オリジナリティには乏しいかもしれませんが、オーソドックスなデザインで多くの方に「これはこういうもの」として知られているため、当然売れます。

ですがその既製品で満足いかない人が、何かを自分で生み出す。
あなたもそうなのかもしれません。

ただここで

「あなたの趣味が一般的な感覚とかけ離れているため、既製品では物足りなかった」

という可能性もあります。

他者(それが欲しいと思った時のあなたに近い方)のニーズをリサーチし、感触が良かった場合に商品化する。
これだと失敗する可能性は少なくなります。


好きなものを作り続けることが出来る「商品設計」をして、幸せな作家生活を送りたいですね。


最後までお読み下さりありがとうございます^^




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