”あし”から感じる地球からのギフト
我らがクッシー Kushi Zkプロデュースによる 楠美 奈生 さんの
からだとうごきの onoma to pe
合気道、ロルフィング、コンテンポラリーダンス、コンテュニュアム、バイオダイナミクス、素足で山を駆け廻る野生感覚
あらゆる身体のワークを経験し、それらを統合しながら身体を探求し続ける楠美奈生(ナオ)さんのワークショップ
第二回目のテーマは 『あし』❗️❗️
ロルフィングの10回のsessionになぞらえて、毎回のワークショップのテーマを身体の部位に絞って行っていくシリーズ
前回は、呼吸がテーマ
呼吸の振動を頭蓋骨で喉で肋骨で感じ、
野生の動物のようになって唸りながら呼吸をした
呼吸と共に感覚世界に没入する体験
今回の『あし』も期待しない訳がない
車座になり、今回のテーマ『あし』について、ナオさんが放った第一声は
”あし”で地球からのギフトを感じるためのワークをします❣️
もう、この一言を聞いて驚いた。
自分の最近のテーマがまさにこれだったからだ。
瞑想をしながら、大地のエナジーと繋がるイメージをしていたのが、ここで繋がってくるとは・・
今日のワークショップはもう最初から祝福されていた
<ワークショップの開始>
最初に一枚の用紙が配られ、紙の上に足を置き自分の足形を描く
足の指の輪郭まで描く
そこから直立し足裏のどこに重心の圧力があるのか
歩きながら感じとる
それを足形に書き込む
なるほど、重心が踵に偏っている
その足形に、今度は骨を書き入れていく
足の甲の骨は片方だけで28個(母子球あたりの小さな種子骨含めて)もあるというが、
とても28個の骨など見当たらない
模型を見ながら、自分の足を触りながら29個の骨を描いた
足の骨一つひとつが、ぐっと身近にその存在を意思表示してきた
足首の根元に三つ並んだ骨は、横から見るとアーチの形をしている
まさに土踏まずのアーチはこの3つの骨が肩を組んで作っているのだ
足の指の関節は、甲の真ん中辺りまで伸びている
普段、固定されたように感じる足の甲は、手の甲が大きくがるのと同じように自由に広がるポテンシャルを持っているのだ
足の甲が広がると意識するか、動かないものと思うかで足という生命体の動的感覚は全く違ってくる
<テニスボールによるワーク>
足の裏にテニスボールを当てて、29個の骨の一つひとつを感じてみる
足の筋膜を緩めるためならボールをグリグリと押し当てる
今回は、足の骨を覚醒させるために優しくボールの毛並みを感じ取っていく
右足をワークした後で、左足との感覚を比べると全くの別物だ
足の甲の広がり、柔らかさがまるで違う
<足の脛のワーク>
足首から膝下までのスネの部分、脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)を感じていく。いわゆる弁慶の泣きどころが、脛骨だ。
脛骨と腓骨は、二つで安全ピンの形をしている
二つの骨のエッジを足首から膝上まで丁寧になぞり触っていく
筋肉の後ろに隠れてしまう箇所も筋の上から骨を捉えていく
何往復か二つの骨のエッジを触ったあとで体感してみる
なんと脛が軽いことだろう
思わず脛を振りたくなる。BTSのDynamiteが踊りたくなるほどに
<足の裏で背中を感じる>
安楽座に座る相手の背中に足の裏を当てて感じるペアーワーク
僕は、ラッキーにもナオさんとペアを組ませてもらった
自分の足裏の熱を相手の背中を通して感じる
それは相手にも伝わり相手の背中からも熱や鼓動を感じる
相手のイメージが飛び込んでくる
ナオさんの背中から、バレリーナが踊るイメージが飛び出してきた
感覚が相互に交わり共通感覚が起こっているような
この感覚は相手にも同じようにあると感じられる間主観的感覚
生きているものに触れて感じることの愛しさが伝わってくる
今、まさに、ナオさんが冒頭に言った
『地球からのギフト』を感じている
ナオさんの背中から自分の足の裏を通して命の鼓動を感じる
その意識が大きく広がると地球全体の命まで感じ取れる
それは、物理的にも仰向けになっている自分の背中が地球の大地を感じてもいるのだ。
なぜ、足の裏で感じるのか
足の裏には、メカノレセプターというバランス感覚を感じるセンサー(受容体)があるのだ。
このメカのレセプターこそが、地球からのギフトを感じる中枢感覚なのかもしれない。
その他にも、足全体の感覚感度を高めるためのワークを何種類か行い、足全体の感覚が覚醒されることで、その感覚が上半身にも統合されてきた。
最初、ぎこちなかった歩き方に、上半身が自然に連動してくる
スクワットをしてみると、なんと膝の柔らかいことか
当然だ!身体は繋がっているのだから!
★いよいよ、最後のワーク★
<地球のギフトを受けとりましょう>
ナオさんが言った
重力は、この地球から与えられている最大のギフトです
この地球上で自分が生きている、存在する場所のために、
地球がここにいていいよという証のために、
重力というギフトを平等に与えてくれている
今日ワークショップに参加した仲間が、その言葉を聞きながら
真っ直ぐに重力を感じながら立った
優しく膝を曲げながら、ゆっくりと立ち上がる
その呼吸と共に、地球からのギフト=重力を
身体に引き上げるように感じながら
なんと地球からのギフトは、重みがあり確かなギフトだろうか
ナオさん、今回のテーマ『あし』のセッションも最高だったよ!
くっしー、こんな素晴らしいワークショップを僕らだけで味わうのは勿体ないから、次回はもっと沢山の人に声をかけようね。
先日、心理学者ミンデルの読書会のワークで、友人のアイミーが僕のことを、”大きな岩”のイメージがあると言ってくれた。
これは、地球からの大いなる恵みを、岩のように大きなそのギフトを感じ取ろうとしていた僕のイメージなのかもしれない。
地球からの大きなギフトを背負って、それを誰かに届けたい。
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