見出し画像

9割が知らない花粉症の事実2

こんにちは!てるかファームのkazuです!

最近本を書きました!
kindle unlimitedで無料なので、まだの方はぜひ!


本日は前回に引き続きシーソー理論のお話。

前回のをまだ見ていない方はそちらも是非見てください!

前回説明したコップ理論では小さい子供がアレルギーのなる理由が説明できませんでした。

そこで出てきたのがシーソー理論。

今日はシーソー理論についてお話ししていきます。


免疫システムには2つの主要な働きがあります。

自然免疫と獲得免疫です。

自然免疫は、生まれつき備わっている免疫システムで、体内に侵入する異物や病原体に対してすぐに反応します。

これは体の「第一防衛線」とも呼ばれ、特定の病原体を識別するのではなく、異物や損傷に素早く対応します。

獲得免疫は、病原体や異物に対して「学習」し、より効果的に反応することができる免疫システムです。

自然免疫の後に働き出し、特定の病原体に対する抗体を作り、記憶することで、次回同じ病原体が侵入した際には素早く強力な防御を行います。



健康な状態では、これら2つの免疫がシーソーのようにバランスを保っています。

しかし、花粉症やアレルギーを持つ人の場合、シーソーが獲得免疫の方に大きく傾き、バランスを崩れていることがあるのです。

この免疫のバランスが崩れている人が、アレルゲン(花粉やホコリなど)に曝露されると、

獲得免疫が過剰に反応してにシーソーが大きく傾きます。

この結果、ヒスタミンなどの化学物質が放出され、アレルギー症状(くしゃみ、鼻水、目のかゆみなど)が引き起こされるのです。



これで小さい子供でも花粉症になってしまう理由が分かりますよね。

小さい子供でも花粉症になってしまうのは、自然免疫が弱くて、アレルゲンに反応する獲得免疫の方にシーソーが簡単に傾いてしまうからです。

もちろん、これだけで子供のアレルギーが増えていることはないと思いますが、間違いなく一因ではあります。


最近は、アレルギーが増えている要因として腸内細菌の数や多様性が減っていることをあげる研究も増えてきていますので、次回はそちらを紹介したいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました♪

Xも活動しているのでよかったらフォローお願いします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?