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こどもはうすい

なんだか、椎名誠の からいはうまい みたいだが違う。(実家の本棚にあるが、読んだことはない)


こどもはうすい

こう思ったことはあるだろうか。先日、人生で初めて「こどもってうすいんだなー」と気付いた。


僕は、サウナに行く時は、サウナとお風呂を楽しむだけだなく、お客さんの身体を結構見ている。

眼球をリラックスさせるにはメガネの方が良いが、浴室内を見る、サウナで時計を見る、お客さんの身体を見る、為に、我慢してコンタクトをつけている。


スーパー銭湯やサウナには、子どもからおじいちゃんまで、様々な年代の人がいる。実際は、立地や施設の内容によって、客層は大きく変わる。

都内のサウナメインの施設であれば、若者が多い。僕の家の近くであれば、ファミリーと、おっちゃん以上が多い。


3月に前職の後輩サウナーにサウナに誘われた時、「なんでサウナ好きなおっちゃんて、こんなわがままボディが多いの?」と疑問に思った。

サウナに入るということは、少しでも健康に関心があると思うのだが、実際は、健康からほど遠いわがままボディなのだ。


その日から、サウナにハマった僕は、「これからサウナに入るのであれば、少しでも身体はととのっていた方がいいな」と思った。その日から、毎日10回の腕立てを始めて、約半年経った今でも継続中だ。


お客さんの身体のどこを見るか。

胸、腹、毛深さ、肌の色、おちんちん。この順番である。


まず、胸に目が行く。

もともと真っ白で真っ平だった、僕の身体は、毎日腕立てによって、胸にAカップ位のふくらみが出来るようになった。

それを実感しているので、胸筋のある男性を尊敬してしまうのだ。「お、この人、胸筋あるな、ジムとか行ってそうだなー、カッコいいなー」こんな感じだ。


次に、腹。

お腹の出具合だ。お風呂、サウナにいるおっちゃんの8割は腹が出ている。1割は鍛えている人、1割はガリガリの人だ。(ちなみに、おっちゃんとは、40代以上の方をイメージしている。)

つまり世の中のほとんどの男性はお腹が出ているのだ。

なので旦那、彼氏のお腹が出ていても、責めないで欲しい。それが一般的なのだから。

その為、お腹が締まっている方を見ると、胸筋がすごい人よりも、「おー、この人胸だけでなく、腹も鍛えている、すげえな」と思うのだ。


次が、毛深さ。

腕、脚にほとんど毛がない人もいるし、胸、乳首、背中、おしり、色んな箇所にたくさん毛が生えている人もいる。

僕の腕は普通で、すね毛は少し濃い。

日焼けしていると毛は目立たないのだが、色白で毛が濃いとなかなか目立つ。このあたりは好き嫌いが分かれるだろう。

サウナにハマってから、腕立てと同じような感覚で、「一度すね毛を剃ってみようかな」と思っている。簡単に始められる腕立てとは違い、少し勇気のいるこちらは躊躇しているのだが、今度試してみたい。


次が肌の色。

僕の統計上、日焼けしている方の7割以上は、身体を鍛えている。やはり、日焼けをしている方が、筋肉の凹凸が見えやすいからだろうか。

昔のチャラいギャルみたいな、ガリガリで日焼けしている人は、まだ見たことがない。

ちなみに、サウナであまみを出したいのであれば、白い肌の方が見えやすい。僕なんて、しょっちゅうあまみが出まくっている。これは、TheSaunaにて。

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最後のおちんちんはおまけ。

あえて見てはいない。視界に入ると見てしまうだけだ。以前、全く毛が無い人を一度だけ見たことがある。初めて見たので、ぶったまげた。おちんちんだけに、、、


このように、お客さんの身体を見るのは、サウナやお風呂の暇つぶしでなかなか面白い。


僕のホームサウナは、ファミリー層もいる為、お父さんが小さいお子さんの手を引いてお風呂に入っている。

小さい子供は可愛い。肌が真っ白で、おちんちんはまさにポークビッツ。

「お父さんの手をしっかし握ってよ、床が滑るから気を付けてね」と思いながら、親子をみる僕の顔はきっと仏みたいになっているはずだ。


今までは、親子の微笑ましい光景と、ポークビッツにしか目にいってなかったのだが、先日あることに気付いた。

それが冒頭の「こどもってうすいな」。漢字で書くと「子供って薄いな」


子供は小さい、というのは知っていた。身長が低いからわかりやすい。

しかし、子供=薄い、というのは、いままで意識したことなかった。

「子供って薄いんだな。武田玲奈よりも薄いじゃねえか。」とびっくりした。


薄い子供の隣を見ると、無駄に分厚いおっちゃん。分厚いというか、太ったが正しいか。

「人は元々こんなに薄かったのに、年齢を重ねるとここまで、無駄に厚くなるのか」

ふと、たまたまいた、中学生グループを見ると、「中学生も薄い!」

恐らく高校生くらいの少年も「この高校生もまだ薄い!」

やはり人間と言うのは、大人になると、薄さが年々厚くなっていくのだろう。


薄さと同時にもう一点気付いたことがる。

それは、子供の姿勢の良さだ。薄い身体に比べて、少し大きい頭は、身体の真上に乗っている。首もしっかりと存在する。

隣のおっちゃんは、重そうな頭が、身体にめり込んで前に出ている。その為、首は子供よりも短く見える。

「子供って薄いだけじゃなくて、姿勢も良いのか!」と、ダーウィンの進化論をもじって、サルから人になり、老いとともに、サルみたいに前傾姿勢になっていく、イラストが浮かんだ。

ふと、中学生、高校生を見ると、姿勢も良いではないか。

「若々しさとは、薄さと姿勢の良さなんだな」と大発見を見つけて気分になり、早速お風呂にはいりながら、姿勢を良くして、頭を身体の上になるように調整した。

「薄くはならないけど、姿勢はマネできる」

それから、お風呂、サウナでやたらと姿勢良く過ごした。


帰る時、歩きながら気づいたのだが、姿勢を良くすると胸を張ることになる。「これ、完全にオードリー春日だな」と思うと急に恥ずかしくなった。

でも、これで姿勢を悪くすると、せっかくの大発見を試すことが出来ない。

少しでも、春日感を無くすように、姿勢良く、胸を張りつつ、早歩きで帰るのであった。

バーイ。

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