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微妙にニュアンスの違う「よろしくお願いします」

仕事をしていると、社内外関わらず、「よろしくお願いします」という言葉を聞くでしょう。

この「よろしくお願いします」には、大まかに3パターンぐらい意味があって、それぞれちょっと違うニュアンスがあると感じています。

結論からいえば、僕は3つ目のそれを言ってもらえると非常に仕事に精が出るという話です。


1つ目は、社交辞令的な「よろしく」

社交辞令的な「よろしく」。これは、仕事でよく使ってるメールが典型例かと。

メールの最後に、「よろしくお願いします」とつける人は多いと思います。が、これにどこまで気持ちがこもっているかはちょっと疑問ですよね。
気持ちがこもっているというよりは、相手への礼儀の意味をこめた言葉です。

何かをしてもらうことに対する礼儀。

特に、立場の違う人に送るメールでは、(仮に思ってなくても)「よろしくお願いします」と書く人は多いでしょう。

また、内心「まじでちゃんとやれよ」って気持ちで、よろしくお願いしますって書いてる場合もありませんか?

2つ目は、口癖で出るなんとなく「よろしく」

2つめは、口癖でなんとなく言うときの「よろしく」ですね。

もちろん、よろしくって思ってると思いますが、ちょっと軽い感じですよね。

友達に対して、「あっ、やってくれるんだ。ラッキー!よろしく!!!」的な。

1つ目の「よろしくお願いします」と言葉は同じでも、ちょっとニュアンスが違いますね。

3つ目は、心から出る「よろしく」

最後の3つ目は、心の底から出る「よろしくお願いします」。

これは、なんとかしてください、本当にお願い。。って気持ちの「よろしく」です。

病院に行って、すぐにでも治してもらいたい事情が出来たけど、自分が無理を言ってるのはなんとなくわかってる。でも、なんとかして欲しいってときにも出る言葉です。

あとは、自分のテリトリー外で知識や経験がないけど、なんとか解決したいと心から思ってる課題がある場合。

この時に言われる「よろしくお願いします」って、全然軽くないんですよね。

僕のキャリアの中で、監査法人時代の監査業務はなんとなく1つ目の「よろしくお願いします」を言われる機会が多かった気がします。

制度として監査が必要だからお願いしてる感があって。
もちろん、それだけでなくて、時にはもっと財務や経理を強化したいという思いで話してくれる方もたくさんいましたが。

今は、ちょっとキャリアの方向性が変わって、主に相続税関連業務が中心です。いわゆる税理士業務ですね。

税理士業務の中でも、相続税は非常にお客様の懐に入っていく仕事です。なんというか、エモい仕事です。理屈だけでは済まないのが相続なのです。


そんな中で信頼関係を築けると、本当に嬉しい意味で「よろしくお願いします」と言われる機会が増えました。
何も補足説明されている訳ではないけれど、言葉だけでニュアンスの違いを明確に感じる瞬間があります。

こんなとき、やっててよかったなぁと思うわけです。

さらにこのパターンの場合、高い確率で、「よろしくお願いします」が「ありがとうございます」に変化する時がやってきます。


お客様と同じ方向性を向いて仕事ができている時、とてもやりがいを感じられるのです。

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