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【Drama】Destiny

Netflixで最終話まで公開されていたので、一気見をしてしまいました……日本のドラマも捨てたもんじゃないね、面白い!!これは面白い!ってなった作品。寝るのも忘れて、最後まで一気に見てしまったんだけども……寝る頃には、かなりお外が明るくなってました。笑

そして、俳優陣もかなり豪華なのもいい点👏👏ただ、皆さんが大学生という設定だけはどうしても無理がありすぎたような……若手俳優さんとか使って欲しかったかなあ、そのあたりは、とついつい思ってしました。ですが、実力俳優だったからこそ、細かな感情表現ができた部分があるのかな👏

あらすじ

石原さんが演じる主人公は、横浜地方検察庁中央支部の検事、西村奏(にしむら・かなで)。奏は中学生の時、検事の父を亡くし、母の故郷である長野県に移り住み、そのまま地元大学の法学部に進学。そこで出会った4人の仲間と司法試験に向けて苦楽を共にし、青春を謳歌しながら絆を深めていった。しかし、司法試験資格のためのロースクール入試を間近に控えたある日、死亡事件が起こる。

 それから12年の月日が流れ、念願の検事になって6年、35歳になった奏の前に、あの事件以来、消息不明だった同級生が現れ、再び“過去”と向き合うことになる。多くの疑惑に包まれた「大学時代の事件」と対峙(たいじ)したことをきっかけに、新たに見えてくる20年前の「父の死の真相」、仲間たちの秘密の顔と、恋人との再会……。一見バラバラに見える出来事が一本の線でつながった時、物語は思いがけない方向へ進んでいく……という20年の時をかけるサスペンス・ラブストーリーとなる。

MANTAN WEB

感想

⚠️ネタバレ注意⚠️
⚠️敬称略してます⚠️

冒頭でもお話しした通り、とにかくキャスト勢が豪華👏👏
主演も石原さとみだし、もう安心できるレベルなのよね、本当に。演技力安定してます、まじで。そして、田中みな実はドラマの中でも、田中みな実しててすごく笑ってしまった。でも、そこらへんが、大学生という設定なのもあって、しっくりきている気がする。(遠回しに失礼なことを言っているような気がします💦💦ごめんなさい😭)石原さとみが演じる奏の解像度があまりにも高すぎて、大学生時代はパッとしない芋な感じ、真樹と知り合ってつきあい始めて徐々に可愛くなっていく感じ、色々な困難を乗り越えてかっこいい検事に成長している奏をうまく演じきっているなあー、っていうのがとにかく印象深い作品。いるいるこういう感じのやつ!!!ってなるくらい脚本家、監督もわかっているなーってついつい思ってしまって、自分の昔を懐かしんでしまった。私にもそんな時代があったなあー、なんてね。(気持ちは若いつもりなんだけど、そう思うってことは、もう若くないんですよね。笑笑)
仲村トオルも風格がすごくて、弁護士役だなんて、どうもご馳走様です🙏🙏🙏ついついメタ的なことを考えてしまう、言ってしまうのだが、大丈夫、仲村トオルだから悪いことはしてない、うん。(言っちゃダメ。)

ストーリー自体、結構私好み。過去にあったお父さん絡みの事件の真相を暴いていく形のミステリー。検事視点、実の娘としての二つの視点で、事件を追っていく感じがなんとも言えない。実の娘としての気持ち、感情が昂ってしまうシーンが本当にリアル。そして、その事件に元恋人で初恋相手の真樹が関係してくるんだけど…..。そのことが、奏をまた辛くさせてしまうところもまたかなりリアル。これは石原さとみの演技力じゃなかったら、表現できなかったんだろうな、と思うくらいに、そういった細かい感情の部分が表現されていると私は感じてしまって。何度も涙流したレベル😭😭辛すぎる、色々と。でも、真実に向き合っていく、真実と向き合うために、大学時代の友達ともきちんと向き合っていく奏の姿勢が、本当にかっこよくて……強いなあ、と思わずにはいられない。(同じくらいの年齢だからこそ、強く感情移入していますところがあるのが否めないけどね💦💦)とにかく、そういう複雑な感情を表現するのがとにかく素晴らしい👏👏奏の境遇を考えても、ついつい感情移入してしまうようなシナリオも高得点なところかな、と思います。

ただ、全体的にツッコミどころかなり満載で、終盤わけわかんなくなるくらいに展開が早すぎて💦💦そこが、とにかく残念なところ。物語も終盤に差し掛かっているにも関わらず、8話目で急に展開がおかしくなる、本当に。これ、毎回言ってることなんで申し訳ないのですが、日本のドラマの初恋バイアスってなんなんですかね???確かに、奏の状況からして、真樹を含め、大学時代の友人たちが特別だったのはものすごく理解できるんだけど、え、そんなに真樹がいいの????貴志さん、ビビるくらいいい人なのに!????そこらへんがどうしても理解できないてるさん……奏の恋人、貴志さん、とにかくいい人すぎて、それを踏み躙った形になっているストーリーなのがなんとも言えない……貴志さん報われなさすぎる😭😭早く幸せになって欲しいよ……….。どう考えても12年前に突然姿を消した男よりも、12年間、近くで見守ってくれていた男だろうが…….!!!!!脚本家!??ってついつい叫んでしまうレベルで、初恋バイアスがあまりにも強すぎるこのシナリオ。どうしても私には理解できなかったです。そして、全くもって受け入れられなかったです、ごめんなさい、本当に。でもね、あまりにも急展開すぎて、え、え、どうなるの!?とつい一気に最後まで見てしまったのは、間違いないのよ。ある意味、脚本家の思惑通り?笑

最後は最後で、ようやく真相が見えてきたぞ!と思った瞬間、相手はあっさり認める上に、あっさりと証拠が出てくるっていう。なんとも言えない拍子抜け感も…….20年ぐらいずっと隠し通してきたことだったんじゃないの???っていう。あんなに大掛かりなでっち上げまで罪を隠したくせに、当時。むしろ、なんで今更焦って行動してしまったのか、よくわからない、というか……。焦って行動なんてしなかったら、新証拠なんて出てこなかったに、と。そこらへんの詰めが設定上、少し甘かったのかなと。検事支部長の大畑さんもなんで、奏の事務官が怪しいってことに気付いたのかも不明すぎる。急すぎる、いくらなんでも、矛先向くのが。という、終盤に全部をぐちゃぐちゃーっと、なんとか終わらせました、伏線全部回収しましたよ!!っていう無理矢理感がかなり強めでした。おかげで、最終的には、ツッコミどころ満載な感じになってしまったのが、私としては本当に残念に思ってしまう。それまで、ものすごくいい感じで丁寧に描かれていたのに、と。逆に、前半丁寧に描きすぎてしまったせいなのかな、と思わずにはいられませんでした。そこがとにかく残念ポイント😞

あと、真樹はなんで今更帰ってきたーーーーーー!!!!!!とにかくこれに尽きる。と、どうしても思いますが、大学生とはいえ、まだ22歳。処理しきれない問題の大きさではあるよな、と。大学生が1人で抱え込む問題には、あまりにも複雑すぎる上に、一番信頼している人に相談が一切できないのがなによりも辛いことではあるよな、と…….きっと、真樹じゃなくても、逃げていたと思う。でも、逃げた以上、帰ってきてはダメだった…..、とも、思う。彼が帰ってきてなかったら、きっと奏は調べようとしなかっただろうし、検事としても、実の娘としても真実と向き合う必要はなかったのではないだろうか、と。ついつい思ってしまいますが、そうだった場合、ドラマの物語として成り立たないので、そういう野暮なことは言ってはいけませんよね🤣🤣私の悪いところです。笑笑

少し辛口コメントになってしまったが、すごく面白いドラマであることは間違いありません。そして、エンディングの椎名林檎様が本当に素敵で素敵で。最高👏👏エンディングが入るタイミングとかもバッチリ!!!!だからこそ、本当に、最後のストーリーの展開があまりにも雑なことが本当にも悲しい。

総評

  • 配役があまりにも完璧すぎた👏👏

  • 石原さとみによる細かい感情表現の演技力がなんとも素晴らしい👏👏

  • 検事の立場、実の娘としての立場を丁寧に描かれている。

  • おかげで、感情移入しやすいのかな、と。

  • 自分の大学生時代をふと思い出したくなるような、そんな感じ。

  • 終盤の物語の展開がとにかく雑すぎるのがかなりの残念ポイント。

  • でも、展開が気になって一気に見てしまう。

  • 貴志、絶対幸せになってほしい、本当に。心から願う。

  • 初恋バイアス強め。

  • でも、きっとハッピーエンド。

てるさん評価 星3つ! ★★★☆☆

とにかく面白い作品だった👏👏日本のドラマでも面白いのあるなあーって感じ。過去の事件二つが、実は繋がっていて、大学時代の友人関係を巻き込んでいく……..事件を通して、みんなの友情、絆が見えてくるのはとても面白いな、と思いました。ただ、私には、理解が追いついてない展開もあり、特に、最後の怒涛の展開は、完全に置いていかれてしまった感が強い。前半丁寧に描かれていた分、終盤の畳み掛けがあまりにも雑に見えてしまうのが残念。最後まできっちり丁寧に描いて欲しかった。というわけで、少し辛口の星3評価にさせてもらいました!

てる🤙☎️
では、また、別の映画でお会いしましょう🫶


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