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遊びと環境2『少しむずかしいおもちゃにも興味を持てるように、いつでも出せるところに置いてあげましょう。』

遊びと環境についての論考、というと、小難しい雰囲気、哲学、というと、また違う。
思考の文章化、見える化、とでも言いましょうか。

さて、今回は以下についてです(^^)


『少しむずかしいおもちゃにも興味を持てるように、いつでも出せるところに置いてあげましょう。』

子どもにいきなり包丁を渡す大人はいないと思います。
危険ですからね。怪我をしてしまいます。誤った使い方は命にも関わります。
しかし、子どもは興味を持ちます。大人が台所でやっているのはなんだろう。そして、手に持っているものはなんだろう。
興味を惹かれて、手に取りたいと思う。それは自然な心の動きです。

子どもの興味は、少し背伸びして、広がっていくときがあります。
そんな子どもの興味の広がりに応えるように、いつもは使っていない、いつものおもちゃよりも少しむずかしいおもちゃがあると、子どもは喜びます。
少しむずかしいおもちゃは、子どもの興味や探究心を強く刺激します。普段は使えない特別感もあり、子どもはさらに喜ぶでしょう。

少しむずかしいおもちゃの存在は、子どもの興味を広げます。
また、少しむずかしいおもちゃを大人に出してもらい、大人と一緒に使うことで、子どもは達成感を得ます。安心して遊べます。それらが万能感につながり、自己肯定感を高めます。
「まだこの子には早いかも」と思うようなおもちゃを見つけたとき、お子さんと一緒に試してみるのも楽しいかも知れません。

体験し、経験知が増えていくと、それらは、未来における包丁を扱うスキルへとつながっていきます。
手先の遊びにおいて、手先の動かし方を学び、自由自在の運動へとつながるからです。
遊びは未来の様々につながっていきます。

子どもの遊び豊かに広がっていくように、
『少しむずかしいおもちゃにも興味を持てるように、いつでも出せるところに置いてあげましょう。』
こちらをお試しください(^^)

お読みくださりありがとうございました。

【保育士 てりー👓】

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