成長とか挑戦とか疲れたわと思いはじめた社会人歴4ヶ月のわたしが2021年の及川徹に出会って踏んばりなおした話
以下、ハイキューの及川徹のことしか考えられん女が切々と語る。
わたしはハイキューを連載中ずっと追いかけられていたわけじゃないし、及川さん単推しでもないため、そういう人間の書く及川徹についての話が不快だと思う方は回れ右おねがいします。ハイキュー最終回のネタバレ含みます。
ちなみに、わたしがこんな文章に出会ったら絶対読みません。(謎の嫉妬に狂うからです)(自分のほうが好きだし影響受けとるわって思うからです)
大丈夫な方はここからお読みください!
先日、少年ジャンプで連載されていたバレーボール漫画『ハイキュー』が最終回を迎えました。
ハイキューとの出会いは高校生のとき。声優という職業のひとたちを好きになりたてのわたしが、旬で有名な声優さんがわんさか出るハイキューのアニメを観るのは自然な流れでした。菅原孝支に心を鷲掴みにされて、すぐに漫画全巻買いに行ったのが懐かしい。
菅原さんも大好きだったし、青葉城西高校の及川徹も大好きでした。
天才セッター・影山飛雄の対のセッターとして描かれる及川徹。
勝てない強敵に歯痒い思いをしたり、背後に現れた天才の存在に焦ったり、幼馴染にフォローしてもらったり……
「才能は開花させるもの、センスは磨くもの」
ばかみたいに人間っぽくて、高校生で、それでも自分を諦めないその姿に憧れて、だいすきで、忘れられませんでした。
自分の話になりますが、わたしは物語やキャラクターに「人生訓」や「憧れ」を求めがちな人種です。
高校のときに読んだハイキューはまさにそれで、「私だって菅原さんみたいになりたい」「及川さんがこんなにがんばってるんだからわたしもがんばる」と思っていました。
けれど最近、様子がおかしい。
最近『アクタージュ』という漫画を読んで、そのときに明確に感じました。特に星アキラくんのシーン。いつもなら、「星くんすごい!わたしもがんばる…!」と思うはずが、「こんなにがんばって、えらいな…」みたいな感じになっちゃう。いつもみたいに、自分ごとに落とし込めなかったんです。
たぶんこれって、「この子みたいになりたいって思えるほど、じぶん、がんばってねえな」みたいなところから来ているんですよね。
ここで白状すると、まだ社会人になってから丸4ヶ月のところですが、正直、すでに、「成長とか挑戦とか疲れたわ」と思っちゃってる自分がいます。
あんなにパワフルだったわたしはどこ?いや、パワフルでありたいとは思っている。環境も整ってる。だけど、行動に移せなくて、そんな自分が無理で、結果的に「成長とか挑戦とか疲れたわ」とか思っちゃってる。
悪循環ですが、ここから逃れるには、自分自身ががんばりきるしかない。でも頑張るのもしんどいんだよ〜〜!!(甘えでしかない)
結果として、めちゃめちゃ頑張っているキャラクターが現れると「あ〜〜〜〜それにひきかえ、わたしはぜんぜんだめで〜〜〜あ〜〜〜」となってしまうという現象が起き、わたしの大好きな作品ジャンル「人生訓」「憧れ」を読むのがキツくなる。
要するに、わたしは創作を楽しむために自己成長が必要なタイプの人間だということが判明しました。彼らと対等でありたい。それもおこがましい話なんですけど。
そんなときに、来てしまった。2021年の及川徹が。
ほんっっっっっとうに、衝撃でした。
「最終回が誕生日だし、登場期待しちゃうよ…!」くらいのテンションで望んだら、約4P(※1)ほど及川徹のことしか考えられなかった、いや、あれは一体なに???(と思って毎回読み直して泣く)
なにがそこまで衝撃だったかというと、「高校生の時に出会った及川徹(18)が、9年の月日を経てここまでおそろしい成長を遂げていること」でした。
このひとがこのせかいにいる。こんなに高いところにいる。やばくない???????????????
それも彼が、つらいことをなんとか全部やりきった末に、ここまで高いところにのぼりつめた、普通の人間であることを、私達は知っているわけです…。60話と146話と372話を読もう。本当に本当にすごい。めちゃくちゃにかっこいい。
高校時代に出会っていなかったら、ここまでの感慨は味わえなかったと思います。あのとき同じ世代だった彼が、ここまで成長していることに、ありえないくらい衝撃を受けました。
そんなでっかい衝撃とともに、なんだかわたしは、及川徹を、届かない存在としたくないなと、思いました。
及川さんみたいになりたい、とはおこがましすぎて言えないけれど、せめて「こうありたい」と思うことをやめたくないと思いました。
そのためには、及川さんみたいに苦しい道をすすむことになるけど、及川徹はその苦しい道を通って「全員倒す」ためにアルゼンチン代表でオリンピックに出てるんだ、問題ない!
わたしだって、すすんで苦しいほうを選んで、進んでいこうではないか。先にいるのは、あの、及川徹。
ここまで高いところにいってしまったひとに手が届くのかな?いや、やっぱ無理かも。だけど、いまはそう思っています。
高校のときの、なりふりかまわず、やりたいことをやる自分が降りてきた、みたいな感覚です。
実は、高校生のときの自分が「こうありたい」とおもったのに、今の自分だと「勝てない」なんて、過去の自分に負けてるみたいで悔しい、というのもあります。
こんなふうに思えるのは、ハイキューが8年半もつづく連載漫画だからこそです。ハイキューに出会えて、そこで及川徹に出会えて、本当に本当に良かったと思います。大好きだ!!!!
いろいろ書きましたが、まだ精神を踏んばりなおしただけで、具体的にどう頑張るかができていません。ここから夏の1ヶ月、めちゃめちゃ頑張るための方法を模索しようと思います。夏が好きなので、踏んばりなおすチャンスですね!
よ〜し!がんばるぞ〜!
※1
及川さんのことしか考えられない4Pとは「絶好調の日本男子バレー今日の相手は勢いに乗るアルゼンチン」から「さあさあ世界一ゼイタクな内輪揉めですよ」までです。4Pは盛りすぎだったかも。すみません。けれど隅から隅まで最高すぎませんか?青城のメンツが全員アルゼンチン応援しているのも最高です。
【宣伝】
ハイキューとVリーグがコラボした試合がYouTubeで配信されるそうなので、ぜひ観てください!
バレーボール観戦も好きです
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます! シェアやコメントも大歓迎です。めっちゃみてますー!サポートなんて、ほんとめちゃくちゃめちゃくちゃに嬉しいです。飛びます。