#238 感情を出力する。
Owlです。
僕は幼少期から感情が乗ると泣いてしまいます。
嬉しくても悲しくても。また、人の感情にすごく影響されてしまいます。怒っている人がいると別に怒られているのが僕じゃなくても悲しくなってしまったり、ましてや怒られているのが自分だったらめちゃくちゃ泣きます。怖くて。
母からも「昔から感受性が豊かだからねぇ。」とことある度に言われます。
そんな感情の出力も入力も激しい僕がいつまでたっても悩んでいるのが”表現”です。
感情を表に出さないのが美徳とする日本の文化で育った僕は、自分の感情を表現し切ることが苦手になってしまいました。リミッターがかかったように出力が制限されてしまうのです。喜びや悲しみの表情はできますが、グラデーションはなく一定です。感情面ではグラデーションがあるのですが表に上手く出力できないんです。
リミッターを取っ払ってくれたのは”泣く”こと。
いずれ書こうとは思っているんですが、リミッターが爆ぜた感覚があったのは大学時代に行ったカンボジアのボランティアの時です。
初めての海外で毛穴がかっぴらくような警戒心MAXの状態で過ごしていた中での、子供たちや仲間たちとの交流が自分のリミッターを外してくれた気がしています。
感動したり、全力で楽しんだり、リミッターに囚われることなく様々な表情が出せました。そして感情が高まった時はやっぱり泣いていました。
帰ってきてまた悩む”表現”。
リミッターが外れたカンボジアの旅からもう4年ほど経っています。特殊な環境というのが僕にとってのブレイクスルーにつながったのですが、やはり戻ってきて時間が経つと元の環境に慣れてしまいます。
特に教員生活は自分にとって全く違う人格を生み出さねばならなかったほどには自己表現ができなかったです。
模索。
今こうして自分を表現するために動画や文章、写真をやっていますがまだ手に馴染んでいない感覚があります。これから歌とか映像制作とかにも取り組むつもりですが、自分が満足いくような表現に昇華してくれるように今は粛々と頑張ってみようと思います。
隅々まで僕の神経が行き届いた表現が出力できるようになるまで見届けてください。
おしまい。
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