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#279 サザエさん現象。

 日曜の夜が憂鬱になっています。
 いわゆるサザエさん現象ってやつです。僕も一丁前に憂鬱になるんです。

 先を見るか、今を見るか。

 僕が不安になる時、考えていることは「先」です。
 想像を膨らませて、自分の嫌な方に考え込んでしまいます。ネガティブが悪いことではないと思います。危機予測はネガティブじゃないとできません。

 ただ、過度なネガティブは毒です。

 「わからないから最悪で想定する」をとことん繰り返すことによって、どん底な憂鬱を生み出しています。

 自分が想像したことはあくまで想像でしかないので、本当に起こるとは限らないし、たいていはそうならないことの方が多いです。

 だけど自分の予測に怯えて先延ばしが始まってしまうんです。

 先に伸ばすというのは人間の防衛本能に基本装備されているものらしく、一時的にストレスから脱却するために容易にできる防衛らしいです。

 だから先延ばしとは「だらしないとか怠けているから」起こるのではなく、「一瞬だけでも自分を守るために」とみんなに装備されているものなんです。

 僕が過度なネガティブから脱却できる時は、先ほどまで述べていた「先延ばしをしてる」時と「今」に集中している時です。

 適切に脱却しているのは「今」に集中している時です。

 先延ばしは物事を解決はしてくれません。
 「今」やるべきことに集中できている時はやるべきことをこなして、「先」なんて考えず、憂うことなく没頭しています。

 その結果、憂いていたはずのビジョンを迎えることなく物事が進んでいくのです。

 「忙しくなれば悩む暇ないよ。」

 教員時代に教頭先生から言われた言葉です。これは半分正しくて、半分間違っています。

 忙しくなって「今」に没頭できるのであれば悩む隙はなくなるでしょう。
 忙しくなって「先」を見続けてしまうと悩みが尽きなくて塞ぎ込んでしまうでしょう。

 これはあくまで僕の経験上の理屈ですが。

 要はいつもの通りバランスが重要なんです。
 僕の最近の不調は「先」の見過ぎによるものだと考えています。誰かに怒られるビジョン。不満を言われるビジョン。そればっかに集中して、先延ばしを続けていました。

 僕に必要なのは「今」を見ることです。「先」を見るのは「今」を解決してからです。

 「今」の連続で「先」が形成されますし。

 明日は月曜日。

 受診の日です。前回の受診からの1ヶ月は一瞬のように思えます。
 辛かった。なんならいまも辛い。

 けれどもちょっとだけ、ほんのちょっとだけ仕事も楽しくなってきました。

 本当に理不尽な状況に身を置いているけれども。消耗も激しくて1週間は長くて1日は短く感じるけれども。

 自分のメンテナンスをできる余裕もできてきた。noteもこうしてつづっている。動画もまた作り始めた。編集は結構忘れてたけど楽しめているし、やりがいのあるような「先」のイメージも持てている。

 だから頑張りすぎないように頑張れ自分。

 それが今の僕の最大限の努力。
 おしまい。

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