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好きになれなくてもいい。モヤモヤする人からなりたい自分を見出す【前後編記事】

ふとしたときに、苦手な人の話題が飛び込んできてモヤモヤする。
考えたくなくても、つい嫌いな人のことを悶々と考えてしまう。

そういったネガティブな感情は、誰しも心当たりがあるはずです。

今回から前後編にわけて、「モヤモヤする・嫌いな人からプラス要素を見出す」をテーマに記事をお届けします。

そういった人から自分に反映できる部分を見つけることができれば、別の方向へ感情の意識が向くはずです。

前編は「モヤモヤする人からなりたい自分を見出す方法」をご紹介します。


モヤモヤする人に「なりたい自分」の要素が隠れている

言動や振る舞いがなんとなく好きになれない有名人、もしくは知り合いの人。
なぜモヤモヤしてしまうのでしょうか。

人は知らずのうちに我慢していること、自分を律していることがあります。
それを何のためらいもなく発揮している人に、反発心を抱くのです。

その反発心は「本当は私もそうなりたい」「○○がしたい」といった、潜在的な「なりたい自分」の裏返しなのです。

ここからは例をもとに、モヤモヤをどう「なりたい自分」に昇華するのかを説明します。

①モヤモヤを分析する

例えば、テレビやネットニュースで見かけるとモヤモヤしてしまう、芸能人のAさんがいるとします。
Aさんのどういった点がモヤモヤするのか、書き出してみます。

書き出す道具は手帳のメモページやノート、自分に反映させたい点だけ写す場合はいらない紙でも構いません。

Aさんのモヤモヤする点は「取り立てて美人でもないのに『いい女』風に振る舞っているのが好きじゃない」。

誰かに見せるものではありません。遠慮せず本音を書くことで、自分の本当の願望も見えてきます。

②分析結果から自分の潜在意識を探る

①の分析結果は、言ってしまえば「羨望・嫉妬」です。
さらにAさんのモヤモヤする点を細かく探っていきます。
このとき、比較して自分の現状や不満も書きます。

探った結果、「私は見た目相応のファッションや振る舞いをしているのに、Aさんは(芸能人とはいえ)SNSで自己アピールも欠かさないし、出演の露出も多い」といった愚痴が出てきました。

ここで「本当はもっと私も『いい女』風にファッションやおしゃれのテイストを変えたい・レベルアップさせたい」という潜在意識が浮かび上がります

SNSや露出は芸能人の仕事の一環なので、今回は重要視していません。
あくまで自分が望む要素を中心に考えてみてください。

③①とは別の存在で、似た要素を持つ人・ものを分析する

とはいえ、Aさんと同じようになりたいとは思っていないはずです。
Aさんのことは好きになれないままでいいのです。

その代わり、「いい女」風という単語に注目します。
Aさんではない、「この人、ものすごく美人ではないけど好きだな」「私が考える『いい女』」と思える人・イメージを書き出してみます。

例ではBさん、Cさんといった具体的な人物が挙がりました。
彼女たちの好きな部分が、そのまま自分の考える「いい女」風=なりたい自分のイメージになります。

④③の分析結果から取り入れられそうなことを意識する

③で出てきたイメージから取り入れられそうなことを、具体的なアクションに置き換えます。

結果、このような「なりたい自分」がはっきりと見えました。

  • 表情がいきいきしている、自然体→意識して笑顔を浮かべる・笑顔になれることを考える

  • 自分の「面白い・センス」を大切にしている→流行にとらわれず、自分のなりたいファッションスタイルに近づけていく

モヤモヤが晴れると進みたい方向へ意識が向く

好きの反対は無関心とよく言います。
人だけでなく不特定多数の行動も含め、モヤモヤするということは何らかの関心や引っかかる点があるのです。

見出す結果は自分のことだけでなく、生き方や環境に関するものなど、人によってさまざまでしょう。

それらが見つかったとき、以前よりモヤモヤは晴れ、苦手な人や物事よりこれから進みたい方向へと意識も向くはずです。

◇◇◇

後編ではさらに踏み込んで、嫌いな人・許せない人に焦点を当てます。
嫌いなままでいいので、今度は嫌な部分から「ゆるめたい自分」を見出す方法をご紹介します

嫌いな人のことはなるべく考えたくないもの。
ですがすこしでも余裕をもって捉える・頭のなかの占有率を下げるために、あえて向き合います。
併せてお読みいただけましたら幸いです。


今後も「暮らしを照らす やさしい手帳の使い方」をお伝えしていきます。

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