テラス手帖だより#10 大切なことは時間をかけて伝えたい
こんにちは、テラス手帖です。
新商品の文房具を手に取ったり、手帳・文房具関連のイベントに参加する、あるいは心待ちにしている方も多いのではないでしょうか。
今回も、よろしければどうぞお付き合いください。
10月の振り返り
今月は4記事+α投稿できました。
今月からパートタイマーとして働き始めたので、上旬はまとめ記事ですこし負担を軽くしました。
もちろんある程度手帳記事が溜まってきたのもあります。
あまり作業をしたくない週末に更新がもつれ込むようになったものの、納得して出せる記事を出せました。
「暮らしを照らす やさしい手帳の使い方」マガジンを創刊
今月から新たに、「暮らしを照らす やさしい手帳の使い方」マガジンを創刊しました。
どのような理念に基づいた使い方をお届けしていくのか。
詳しくはこちらの記事をご一読ください。
私だからできることはなにか
テラス手帖の立ち上げを表明したのが、昨年の11月1日でした。
準備期間を含め、1年が経とうとしています。
こちらは当時の決意、心境を語った記事です。
当初の内容はこうでした。
「暮らし関係のメディアは飽和状態だから絞ったほうがいい」とのアドバイスを受け、より追求し続けられるジャンル・手帳と文房具をメインに据えました。
最初は産みたての卵みたいな、なかから何が出てくるか分からないものを抱えながら進んでいました。
私は緻密な計画を立て、それに沿って行動していくより、その都度試行錯誤しながら物事を組み立てていくタイプです。
まだ始めたばかりのころ、漠然と抱いていたイメージがありました。
テラス手帖のコンセプト「暮らしを照らす」を反映させた手帳の使い方を発信したい。
しかし、当時はじっくり考える時間を設けられませんでした。
インスタマガジンを発行していたころは手帳の使い方よりも、商品のレビューや文房具寄りの発信がメインでした。
どこの誰が始めたかも知られていない個人メディアです。
そのときの精一杯のものを出し、とにかく数をこなすのでいっぱいいっぱい。
「本当はこういうのをメインに発信したいんじゃないんだよな」と、心のどこかで思いながらもがむしゃらに取り組んでいました。
インスタグラムの雰囲気と自分の価値観に大きなズレを感じた私は、安心して続けられるnoteをプラットフォームに据えました。
以降は休みを挟みつつ、無理のないペースで伝えたいことを発信できるようになりました。
それでもどこか、「ただそのとき出せる内容・時期に合わせた記事を出しているだけ」という考えがつきまといました。
打破するきっかけとなったのは、こちらの記事でした。
フリーランス向けの記事ですが、「何を提供するか」を考えさせられる内容でした。
SNSやネットで手帳のノウハウを見ても、「手帳に何を書いたらいいか」「手帳の続け方」など、似たような見出しが目につきます。それはテラス手帖も例外ではありません。
「お客様が求めているもの」、つまり世の中のニーズを把握することはとても難しいです。
ですが「競合が書いていない」「自分にしか書けないもの」ならば、前者よりは比較的容易に見つけることができます。
ただ前述の引用の通り、これだけノウハウがコモディティ化(独自性を失い、一般化すること)している世の中で、完全にオリジナルな内容ばかりは発信できません。
そこでもうひとつ引用したいのが、こちらの記事です。
竹村さんは最後までコモディティ化しないものを「人生」だと言っています。
ここで、私が何気なくツイートした「根源にあるメッセージ=暮らしを照らすを反映させた手帳の使い方」が、テラス手帖の主軸となる発信だと行き着いたのです。
「暮らしを照らす」は、これまでの私の人生から生まれたコンセプトです。
もちろん似たような言い回しはたくさん目にします。方法自体はすでに別の方が発信しているものと似通うこともあるでしょう。
ですが似ているものがあるということは、それだけ世の中の人が共感してくれる可能性があるのです。
この発信を主軸にするにあたり考えた「暮らしを照らす」は、以下の3つを指します。
どれかひとつでも提供できて、ささやかでもその方の暮らしがよりよくなる。
そういった方法をお届けしていきたいです。
おわりに…大切にしたいことは、時間をかけて考えたい
ただ、自分の価値観ばかりを押し出すような発信はしたくありません。
すくなからずテラス手帖に興味・関心を持ってくださる方が、普段何を考え、何を望んでいるのか。
そこに寄り添った発信をしていくためには、できるだけ人の考えに耳を傾け、想像し、納得のいくものを出していくしかありません。
そのためには「これだ」と思えるアイデアを捕まえる瞬発力と、お届けできる内容になるまで考える時間が必要です。
もちろんそればかりを発信していくのではなく、ほかにもお伝えしたい手帳・文房具の話題は今後も取り上げていきます。
練りが足りない記事はあっても、これまで間に合わせの記事を出してきたつもりはありません。
記事をアップできない週もあります。
代わりに、大切にしたいことを時間をかけて考え、お届けしていきたいです。
閲覧だけでもありがたいですし、目に見えるものだけが全てではありません。
ですがスキやフォローは最も分かりやすい応援の形です。
今後も応援していただけると嬉しいです。
今後も手帳・文房具を楽しく使うための記事を予定しています。
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