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家事が苦手な人こそ、手帳やノートで家事を回そう

今回は手帳やノートを使って家事を回す話です。

私(筆者)は元々家事が億劫で、何かと溜め込みがちでした。
「結婚したら少しはマシになると思った」と夫に言われ、何度も家事のことで喧嘩してきたほどです。

その都度どうすれば家事をうまく回せるのか試行錯誤し、助けとなったのが手帳やノート(バレットジャーナル)でした。

手帳やノートで家事を管理するようになってからはそこそここなせるようになり、ようやくやりやすい形を確立できました。

家事を回すため、実際に手帳やノートをどのように使っているかご紹介します。

①家事を書き出して一覧にする

家事が苦手・行き届いていないのは、やるべき家事を把握できていないからではないでしょうか。
かつての私がそうでした。

なので、まずは日々こなしていることから月に1度・年に数回やることまで、思いつく限り書き出します。
必要があれば旦那さんなどにも見てもらい、抜けている項目を書き足します。

一覧ができたら、各々の家事を以下のように振り分けます。

・その日の朝やること
・その日やること
・その週やること
・その月・その都度やること

1日のなかでも、特に朝はタスクやルーティーンが集中する時間帯です。そのため別枠を設けました。
必要がなければ省略して構いません。

画像は無印良品のふせんを使って振り分けた例です。

このように家事を可視化しておくと、何から取りかかればいいのか分かりやすくなります。
また、一定のやるべき量が決まるので1週間・1ヵ月のゴールが見えるという利点もあります。

②日・週・月でタスクや頻度を見渡せるように

やるべき家事がはっきりしたら、1日もしくは1週間単位で割り振っていきます。

例えば週の初めか日曜に、1週間でやること、買いたいものなどを書き出しておきます。
それを参考にしつつ、1日ごとにその日何をするかタスクを書いていくのです。

火曜は台所まわり、水曜は水まわりといったふうに、決まった曜日に同じ家事を設定しておくのも良いです。

ただし、一気に決めてしまうとこなす量の多さにげんなりしたり、融通がきかなくなる場合もあります。

羅列した全てをこなそうと躍起になるのではなく、最低限のこと以外は「できればいいな」程度にとらえておくと精神衛生面でも楽です。

月ごとの管理 ハビットトラッカー形式

1ヵ月単位で見渡せるページを作っておくと、洗濯の頻度や月に1度行う家事をどのタイミングで行っているか確認するのに便利です。

ドット罫のノートに家事一覧を書き、表にしたものです。
完了したら×をつけています。旦那さんやお子さんがやってくれたものは別の印をつけたり、色やシールで区別したりするとより分かりやすいです。

月ごとの管理 月間ブロック形式

「ロルバーンノートダイアリー」をタスク管理用の手帳に挟んで併用している例。
家事をその都度書く手間はありますが、パッと見てすぐ分かるのがメリットです。

③どの家事に何分かかるかメモしておく

家事が苦手な最大の理由はおそらく「めんどくさい」に尽きます。

誰しも得意な家事と苦手な家事があると思います。
苦手な家事ほど億劫で、なぜか時間がかかるイメージはないでしょうか。

そんな方は、家事ごとに所要時間を計るのをおすすめします。

開始前にスマホの「ストップウォッチ」を起動し、スタート。
完了した時点でストップし、家事に要した時間をメモしておくのです。
5分刻みで記録し、半端な時間(12~3分など)はすこし多めに見積もって15分とします。

個人差はありますが、気が乗らない・つい後回しにしてしまう家事も、時間にしてみると意外とかかっていない場合がほとんどです

私は洗い物を溜めてしまうのが悩みでしたが、所要時間が約10分と分かってからは「10分で終わるんだからやっちゃおう」と楽な気持ちで取りかかれるようになりました。

一通りの所要時間をメモしたら、5分・15分・30分など時間ごとにグループ化してまとめておくと、家事の予定も組み込みやすくなります。

④日用品の補充・交換日をメモする

定期的に買う日用品は補充・交換した日をメモしておくと、どのくらいの頻度で使い切るのか分かるので買い時の目安になります。
数ヵ月~半年くらい記録を続けるとサイクルが分かってきます。

画像では月間ブロック横のメモ欄に書いていますが、日用品の一覧ページや表を別に用意し、補充・交換した日を横に記録していくのが理想的です。

おまけ…家事の記録遍歴

おまけとして、なるべくこまめに家事をするために工夫してきた遍歴も紹介します。

まずは家事の一覧を作りました。
普通にノート欄に書いたものもありましたが、なるべくモチベーションを上げようと可愛いふせんを使ったのでしょう。

レフト式の手帳を使っていた頃です。
右のフリーページに1週間の家事を書き出し、こなした曜日を書いていました。
当時は献立や食材の管理もしていたようです。案の定1〜2ヵ月しか続きませんでした。

バレットジャーナル風にタスク管理していた頃のノートです。
タスク管理アプリ「Notion」を使っている方のフォーマットを参考にしています。
これでも簡略化していたものの、毎週フォーマットを作る時間を省略したくなり辞めました。

おわりに

ひとくちに家事といっても、解像度は人それぞれです。
今回紹介した私の例は結構ざっくりしているので、もっと細かく、頻繁にこなしている方もいらっしゃると思います。

とにかく家事がずぼらで夫に幻滅されていた私でも、内容や所要時間を書き出し、タスクを割り振っていくことで何とかこなせるようになりました。
書くことでやることがはっきりして、漠然とした億劫さも解消できるのです。

苦手意識のある方、そうでない方問わず、日々の家事のヒントになる項目があれば幸いです。


今回登場した手帳・ノートはこちらです。
※手帳はいずれも1月始まりです。


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