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【短歌】物思ひ4首

空つぽな胸ふたがりてその声を聞きてもさらにつらき冬晴れ

消息を知るすべの何もなき方が楽かとも思ふ枯れ果つるけど

ああ、さうだ、血の日だつたとみづからに言ひ聞かせ寝るに限る

ひと舞台道化演ずれば明日からもまた生きやうとひるがへる図太さ

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