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#1293 アウトプットを重視する授業設計

私が子ども時代に受けてきた授業は、インプット中心の授業であった。

教科書を活用したり、教師の説明を聞いたりし、インプットしたことをノートにまとめていた。

これは「知識・技能」の定着をねらう授業設計である。

しかし、時代は変わった。

個別具体的な「知識・技能」は、機械で容易に検索・実行できるようになった。

これからは、学習したこと(知識・技能)を活用し、具体的な問題解決をしていく学習が必要となる。

「インプットで終わり」ではなく、インプットしたことを活用し、アウトプットする活動が重要となる。

つまり、「思考・判断・表現」に関わる授業設計である。

このような授業を積み重ねることで、「何ができるようになるか」に関する資質・能力が育成されるのである。

そのためには、単元設計が重要となるだろう。

先に「ゴールであるアウトプット活動」を示す。

いわゆる「パフォーマンス課題」である。

その解決に向けて、単元の前半から中盤にかけて、知識・技能の定着(インプット活動)を図っていく。

そして、いよいよ単元の終盤では、これまでのインプットした内容を活用した「アウトプット活動」を行う。

これにより、コンピテンシーが育成されるのだ。

「インプットして終わり」の時代は、終わりを告げた。

これからは、アウトプットを重視する授業が重要となっていく。

ぜひとも、子どもたちに「学んだことをアウトプットする機会」を保障していきたい。

では。

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