#585 我々はできる
人間1人の力には限界がある。
例えば、「歴代の首相が行った印象的な改革は?」と聞かれても、すぐにたくさん思いつくことはないだろう。
一国のリーダーでさえ、国民全員を巻き込むほどの改革をすることは容易ではない。
ましては、国のリーダーの方針は、県レベル、市町村レベル、地域レベルというように「伝言ゲーム」で伝わっていき、国民には「薄まった内容」しか届かない。
1人の人間が、国民全員に多大な影響を及ぼすことは不可能に近いのだ。
では、人間は無力なのか?
世の中を変えることはできないのか?
1人の力では無理かもしれない。
それは、「私は」というレベルで考えているからだ。
しかし、「我々は」というレベルで考えたらどうだろう?
最初は1人の小さな意見かもしれない。
その小さなを誰かが賛同し、共感する。
それが続けば、さらに共感の幅が広がる。
「私は」という個人レベルから「我々は」という共同体レベルになる。
これがさらに拡大すれば、地域レベル、市町村レベル、県レベル、国レベルと広がっていくかもしれない。
そうすれば、「世の中」「社会」を変革していける可能性がある。
なので「我々はできる」と信じるようにしたい。
「我々は社会を変えていける」と叫びたい。
教育の未来を変えるには、私1人の力では無力である。
しかし、「我々は」のレベルなら、変えていくことができる。
「画一的」「一斉的」「教師・学校中心的」な今の教育から、「複合的」「個別的」「子ども中心的」な教育に変革できるのは、「我々」なのである。
一歩、一歩前進していきたい。
自分ができることから。
では。
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