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#633 机間観察のススメ

教師は机間指導をしがちである。

そのとき、子どもの「間違った答え」を見つけ、修正させる。

それが教師の仕事だと思いこんでいる。

しかし、間違った答えを修正させ、交流の時間を迎えさせたところで、何の学びがあるのだろうか?

全員、正解を書いているのだから、交流する意味はないはずである。

もし、正解も誤答もあれば、そこで学び合いが生じ、交流の成果が出る。

教わる方も、教える方も学習できるのである。

しかし、教師が机間指導により、その機会を奪ってしまっている。

これでは、授業にダイナミックさが出ない。

みんなで協働的に学び合う意味はない。

では、教師はどうすべきなのか?

それは「机間観察」である。

子どもたちの意見・考えを人通り観察し、今後の授業展開に生かせそうなものを選んだり、良い行動を価値付けるために目を配ったりするのである。

指導をするのではなく、思考をするために観察するのである。

観察することで、今後の授業展開や授業終末の語りで「どんなことを話すか」を考えることができるのだ。

そのために、子どもたちの意見・考えを見て回るのである。

机間巡視でもない、机間指導でもない、机間観察をしていきたい。

では。

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