#1461 学習とねらいと達成規準は個人とグループの両レベルで
授業の冒頭では、「本時の学習のねらい」と「達成規準」を子どもたちと共有することが重要だ。
そして、共有する際は、個人とグループの両レベルにする必要がある。
個人レベルでは、教科内容に関する「ねらい」と「達成規準」を共有する。
「~を理解する」「~だということを知る」「~できるようになる」「~を説明することができる」など。
次に、グループレベルで、社会的相互作用に関わる「ねらい」と「達成規準」を共有する。
「相手の話を傾聴する」「自分の考えをグループで共有する」「自分の役割を最後までこなす」など。
このように、教科内容と社会的相互作用それぞれに関わる「ねらい」「達成規準」を、個人とグループレベルで共有するのである。
これにより、子どもたちは「個人としてどこに向かえばよいのか」「グループの一員としてどのように行動すればよいのか」を理解することができる。
そして、「ねらい」「達成規準」は共有して終わりではいけない。
授業中にアセスメントをし、授業の終末でフィードバックをする必要がある。
「達成規準」を基にして、「ねらいを達成できたのか」「ルーブリックではどの評価なのか」「次はどうすべきなのか」を伝える。
これにより、「目標と学習と評価の一体化」が実現する。
ぜひとも、個人とグループの両レベルで「ねらい」「達成規準」を共有し、アセスメント・フィードバックまでしていきたい。
では。
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