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#1364 学級経営とファシリテーション

これまでのような「担任教師が子どもたちをグイグイ引っ張る学級経営」は終わりを迎える。

これからは、「教師と子どもが共に学級を創っていくファシリテーション型学級経営」が重視されるだろう。

これは、授業が「教師主導の知識伝達型」から「子ども主体の探究型」へ変革するのと同じ構図である。

授業において、コンテンツを伝達する必要がなくなった教師には、子どもがコンテンツを習得するプロセスを舵取りする「ファシリテーション技術」が求められる。

それと全く同じ構図で、学級経営においても、ファシリテーション技術が必要となるのである。

教師が自分の価値観を一方に説き、子どもたちを無理やり引っ張る時代ではなくなってきている。

子どもたちには「こうなりたい」「こうしたい」という思い・願いが十分になる。

それを引き出し、寄り添うのが教師の役割である。

そのために教師は
明確なインストラクションをしたり、
思考を揺さぶる問いかけをしたり、
的確にアセスメントしたり、
子どもの考えを可視化したり、
場や環境を設定したり、
プログラムをデザインしたりするのだ。

あとは、上記のような教師のファシリテーション技術により、子どもたちが意見や考えを出してくれる。

それにより、気づき・学びが促され、子どもたちは自分事として行動していき、集団としての質が高まっていくのである。

従来までのように、教師が「正解」を押し付ける必要はないのである。

ぜひとも、ファシリテーション技術を身に付け、学級経営に活用していきたい。

では。

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