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金利のある世界へ。

やっと金利が付くようになったか。
日銀が金利引き上げを事実上決めましたが、そもそもゼロ金利が異常過ぎるのです。

ゼロ金利が貧困を生んだ

一概には言えないのですが、30年も続いたゼロ金利が国民を貧困に追いやった一因だと思うのです。
私も含めて、多くの国民が銀行等に口座を持っていますが、預金しても金利が付かないから資金は増えず、実質的に目減りしていき、財布のひもが固くなり経済が循環しなくなる、負の流れを作ってしまったように思います。
仮に預金金利が3~5%程ついていれば、私の様に手取りが少ないものでも元手をあまり減らさずに生活できていた可能性があるのです。そこでストックを作って大きな出費に備える(クルマ、海外旅行、学費etc)という循環を創る方が、健全なのではないでしょうか。

タダ貸しはおかしい。

銀行の預金は、口座を持っている個人or法人が銀行に貸しているお金です。銀行は預金が集まる事で、融資等の事業ができるのです。私たちは銀行に事業資金を貸しているのですから、それは利息をつけて償還するのが本来のあるべき姿です。
ゼロ金利は、無金利で貸しているのと同じ事になります。そうなると、まず起きませんが、利息払わなくていいなら返さなくていいよね等という不健全な流れが出来てもおかしくないのです。それでは銀行と大企業だけが焼け太り(失礼)して、個人の財布はどんどん貧弱になってしまうでしょう。そうなっては遅いのです。
また、企業は融資を受けて事業で利益を出して償還する流れで良いのですが、それは扱う金額が大きいから成り立つ事です。個人の財布はそのようには出来ていないのです。扱う金額が小さいのに、投資して資金を増やすといっても無理があります。ましてや、そのために借金をするのはリスクが大きすぎるですし、生活が破綻する可能性も大きいでしょう。
企業のお金と個人のお金は性質が違うのに、そこを無視して「低金利だから貯蓄から投資へ。」というのを煽るのは、多くの国民を貧困に追いやるだけだと。私はどちらかと言えば経済オンチですが、あえて警鐘を鳴らします。

正直言って、0.2%でも低すぎると思います。100万預金したら3万円の金利が付くのが、個人の生活底上げへのあるべき姿だと思います。利息は複利ですから、生活をきちんと営んでいればさほどお金を減らさずに済むのです。まそれで自分の好きな事にお金を使う方が、毎日数字の画面を見ながら切った張ったをするより暮らしを豊かにしてくれるのではないでしょうか。

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