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育児に協力的な夫なのに世間はそれを許してくれない

4人育児中のフリーランスママ、てりやきです。
育児をしているとつい「もういやだ!」と何もかも投げ出してどっか行きたくなります。でもほとんどのママ達はそんな気持ちを抑えながら頑張ってると思います。

私は奇跡的に育児に協力的な夫に恵まれました。
夫は働きながらも家事育児に積極的です。
だから子供が多くてもやっていけると思いました。

なのに、夫婦での家事育児負担の差が激しい。
どうしても母親の負担が多くなる社会構造だなとつくづく思います。

夫は働くために育児できない時間がある。
家庭より労働を優先しなければ、家庭が崩壊してしまう。

昔はそれでよかったかもしれません。
現代でもそれでうまくいってる家庭は山ほどあります。

しかし我が家の場合は違いました。
4人の子供に恵まれましたが

・お互いの両親に頼れない
・ママ友いない
・共働き

夫は育児休暇を希望しましたが、会社はそれを許しませんでした。
私が体調不良で育児不能になっても、休みはくれません。

ならば私が仕事を休み、調節し、子供たちに寄り添うしかない。
その選択肢しかないのです。

夫婦ともども、条件は同じです。
子供が生まれる時、その時収入が多く安定している方がどんどんと労働中心となり、そうでない方が家事育児中心となっていく。
女性は出産で必ずそこでいったんキャリアストップとなります。
そうなるとそこで大きな差がつき、必然的に男性が労働優先の生活へ徐々に傾いていきます。

そうなると途中からそれを覆すためには大変な努力が必要です。
子供が多ければ多いほど、困難になる。お金がかかる。時間がとれなくなる。
それで多くの子を産もうと思う人がどれだけいるのでしょうか。

この状態を打破するためにはどんな手があるか考えてみました。

・私が在宅で夫より稼いで家事育児の負担を均等化する
・私が家事育児をこなし仕事もする

すべては私の努力次第という答えしか見つかりません。
専業主婦になると赤字です。
豊かな生活を送るためには、大きなハードルがあります。

でももし…
・夫の稼ぎが良かったら(専業主婦で黒字)
・育児に協力的な会社だったら(育児休暇取得・時短)

これなら暮らしていけますね。
しかし中小企業で働く人たちのほとんどはあてはまらないと思います。
夫が転職したとして、かわらないでしょう。

上がらない給料。常時人手不足。
核家族化によるサポート減少。

夫は申し訳なさそうに仕事へ行きます。
朝の準備でへとへとな私は、そんな夫を見送り、育児をしながら仕事をします。
そして定時頃、申し訳なさそうに「残業になる」とLINEが来ます。
夫も一緒に育児をしたいのに、できないのです。

疲れて帰ってきた夫に、あれもこれも家事を押し付けたくない。
もちろん時短家電は使っています。
時間は積極的に買うスタンスですが、それでもまわらない。

ならば子供を産まなければいいじゃないか。
やめたらいいじゃないか。
自己責任じゃないか。

そんな声が脳裏を駆け巡ります。
弱音を吐けば「自己責任」でブーメランがまわってくる。
何も言い返せないから、何も言えない。

上を見ても下を見てもキリはありませんが、社会がもう少し育児に寛容になってくれたら。

あの時泣いてた自分はいなかったかもしれない。
消えたいと思わなかったかもしれない。

あまり家族に恵まれなかった私は家庭を持ち、衝撃を受けました。
家族で過ごすことの尊さを知ったのです。
子供は宝です。しかしそれが私を苦しめる時が多くある。

うまく言語化ができずもどかしいですがこんな状態の家庭はたくさんあり、同じく悩んでいる人もたくさんいると思い、書いてみました。

豊かに楽しく生きていける方法を今現在、もがきながら模索している状態です。

今は胸の内を誰でも発信し届けることができる便利な世の中です。
私はそんなツールを使い、少しでも自分のため、同じような人たちのためになれたら嬉しいと日々思っています。







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