「だげな」ー愛される人ってどういう人？

知り合いのおばあちゃん。
年齢はもう80歳を超えていて、1年ほど前から認知症を発症している。そんなおばあちゃんの周りはいつも笑顔が溢れている。

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「おばあさん、昼ごはん何食べたか覚えとる？」

　　　＿＿「食べ取らんよー。」

「さっきみんなとウナギ食べたでしょー。」

　　　＿＿「ほぉ、やったかね。へへ、まぁ、ええわー。」

「もうー、絶対10分後には忘れとるでしょうー。」

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こんな具合。なんだか周りもすごく朗らか。私が知っている認知症の印象とは少し違う。もしかしたら、進行状況も大きく影響しているのかもしれないけれど。

、、でも　それだけじゃないんだろうな。

おばあちゃんがこれまでどれだけの人に愛を尽くしたのか、それの裏返しのようにも思える。

＊＊＊

私はこの先も年を取る。

その分だけ、人と関わって生きていく。

年をとった私は周りからどう思われているのだろう。

自分の意識が届かない範囲で、誰にどういう風にふるまわれるだろうか。

願わくば、誰かの大切な、愛される存在でありたい。
年を重ねても、家族の元で笑い合える時間を過ごしたい。

今からできることはなんだろう。
きっと周りの人を大切にすることだろう。
おばあちゃんがいつか、そうしていたように。
誰かに愛を尽くすこと。

私自身、そうありたい。そしていつかおかあさん、おばあちゃんになったときに、今日の私と同じように思ってもらえる、そんな鑑になりたい。