【グレーゾーン子育て】発達障害は「個性」という言葉について思うこと
こんにちは!
発達科学コミュニケーショントレーナー
夏休み中のよしだけいこです。
発達障害を個性だというのは、
私は違うと思っています。
今回は、そんな話を書いてみました。
私は母になり
娘の不登園を通して、
不安が強い遺伝子があること
人の感じ方がそれぞれ違っていることを
日常から体感で学びました。
そして、
そんな子どもたちを発達させていく
コミュニケーション方法も学びました。
その中で以前から感じていた
発達障害は個性だという言葉について、
当事者が感じる違和感を
言語化していきますので、
最後までお付き合いくださると嬉しいです。
理解されない繊細な子どもの子育て
個性なんだから、大丈夫だよ!
気にしすぎじゃない?
あなたが甘やかしすぎなんじゃない?
なんて言われて、
傷ついたことはありませんでしたか。
子どもの発達への理解と知識が
浅く少ない人たちのこんな言葉に
母が傷ついてきたその裏で
どれだけの子どもたちが
適切なサポートを得るチャンスを
逃してきたのだろう。
実際に娘が持っている感覚を
園の先生方に理解してもらうまでに
丸1年かかりました。
丸1年というのは、
医師からの意見書をもらうまでに
かかった期間です。
やはり書類がないと
ガッチガチの先生たちの頭には
浸透しにくいのです。
それはなぜかというと、
診断書(正確には意見書)を提出するまでは、
個性や性格だと思われていたからです。
発達障害と個性
たしかに、発達症の子どもたちには
【個性】がたくさんあります。
しかし、
その個性という言葉は、
都合よく使われている場面が
多いように感じます。
変わっていることが個性ですか?
できないこと、苦手なことが個性ですか?
個性とは【得意なこと】であるはずです。
人の脳は一生をかけて成長していくもので、
生まれた時の脳では、何もできません。
【できないこと】を個性というなら、
生まれた時にこそ、いちばん個性がある
ということになってしまう。
そんなの、違うと思いませんか。
できるようになったこと
好きになったこと
興味があること
脳の成長とともに見えてくるのが
本当の個性です。
スピードは違っても成長しない脳はない。
周囲にいる大人が適切なコミュニケーションを
図ることができていれば、
発達障害であろうと、グレーゾーンであろうと
子どもの脳は必ず変わる。
そして、
本当の個性を得ることができる。
だから、
子どもの成長も自分の成長も
絶対に諦めないでほしい!
というのが私の願いです。
そんな中で、
ひとつ知っておいてほしいことがあります。
当事者の困り感が極めて重要
それは、
発達障害の医学的な「重度・軽度」と
当事者の困り感が「重いか・軽い」は、
イコールではないということです。
仮に医学的に重度だからと言って、
当事者本人の悩みも思いとは限りませんし、
反対に、軽度だからと言って
本人の悩みも軽いわけではないのです。
グレーゾーンも同じです。
特性は「軽度」なんでしょ?
困ってるのは家にいる時だけでしょ?
預けてしまえば、いい子なんでしょ?
診断がつくほどじゃないんでしょ?
それって、、、個性なんじゃない?
こんな風に言われてしまうと
グレーゾーン子育てをしている当事者として、
全力の「なんでやね〜ん!!!」を
捧げたくなります。
たしかに、
子どもたちには個性があると言えます。
しかし、
当事者の親や本人の困りごとが
「個性」だなんてことは、
絶対に!絶対に!ありません!!!
困りごとを「個性」と言い聞かせ
誰からも適切なサポートを受けられない状況を、
放っておいていいはずがないんです。
発達障害やグレーゾーンの子どもたちには
それ以外の子が欲しくても持つことができない
「脳力」があります。
それは、
その子の長所であり、得意分野であり、
伸ばせば伸ばすだけ、その子の身を助けるもの。
それが、
個性というものではないでしょうか。
困りごとは、解消してあげればいい。
苦手なことは、教えてあげればいい。
発達にまつわるストレスがあるなら、
取り除いてあげればいい。
これらが解決したら、
人生をうまくやっていけるスキルを
身につけさせていく。
それらを身につけられるかどうかを
「偶然」に任せるのではなく
「必然」に変えることができる。
遺伝なんかに負けない
わが子の可能性を伸ばす鍵を握るのは、
毎日一緒にいる時間が多い
親御さん(特に母親)なんです。
お母さんって、
マジですごいんだから。
最後までお読みいただき
ありがとうございます☺️
それでは、また♩
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