「あい」

みなさんは
谷川俊太郎さんの「あい」を
読んだことがありますか。

私は中学生の頃にこの詩に出会いました。
その当時は、この文字どおりのことしか
分かっていませんでした。

大人になって、
しかも最近読み返してみて
ここに込められた意味がなんとなく
わかるようになった気がしています。

「あい」

　あい　口で言うのはかんたんだ
　愛 文字で書くのもむずかしくない

　あい　気持ちはだれ

わがまま

ひとつのものを手に入れたくて
わーわー泣く娘

わたしはここだよ
わたしをみて
わたしの方をちゃんとみて
わたしをほめて
おこらないで

自分の感情に素直にしたがって
ありのままをさらけ出す

自分の意思に反したときは
おもっっくそ泣き叫ぶ

地団駄踏んで
手のつけられないほどに
抱きしめようとしても
なおのこと暴れる

そんな風に叫ぶ娘を見ていると
何かを我慢している反動のようにみえる

そして

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