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Ep.2 「水って何色だっけか」

そういえば、バンクーバーでの拠点を探すまでは、
現在はホームステイをしている。
まず航空券を買ってから、家を探せばいいか。と思ったのが失敗だった。
ホテルや、ホステルすらも値段が高くびっくりした。
6人で共有のホステルも1泊、日本円で10,000円。10泊で10万。
んな、アホな。

そんなこんなで、掲示板に【ROOM WANTED】とスレッドを立てると、
たまたま連絡をくれた人がいた。その人の家にお世話になっている。
大変、お世話になっている。
ホストファミリーの話は長くなるので、また今度。

何で最初にホストファミリーの話をしたかというと、
ホストファミリー夫妻が大の自然好きで、バンクーバーに到着して、
3日後に、ハイキングしないかと誘ってくれた。

正直、24時間のフライト疲れ、台湾経由での夜出発の夜着の
体内時計がおかしくなっていたので、断ろうかと思った。

当日、約2kmの上り道だから、大丈夫だと教えてくれた。
僕が甘かった。割としっかり膝を使う山道だった。
階段がゴツゴツして、坂道もあった。

ホストファミリーの息子さんが19歳で同行しており、
道を先導してくれる、ゴツゴツも坂道を軽々とステップしていく。
負けじと、同じペースで着いていってみる。すぐやめた。

そして、1時間もかからぬうちに、湖の麓に。
思わず、こう叫びたくなる。
Behold !

Linderman Lake

なんだ、この色は。
水って、水道水の透明か、用水路のドブ色しか見たことなかった。
水って何色なんだ、一色でもなく光によって
グラデーションがかってキラキラしている。
What colour can water get LITERALLY?と頭で思った。

とにかく、透明のような、エメラルドのような、
キラキラしているような、すごく不思議な気持ちになった。

見る角度や、光の入り方によっても見え方は全然変わる。

もう1個だけ。

Linderman Lake

帰りの足取りは不思議と軽かった。
バンクーバーに入国して3日目にして、この光景。
何と恵まれているのだろうと、後先が逆に心配になる。

こういった、1つひとつの景色、経験が考える時間をくれる。
ちょうど、この記事を書きながら聞いていた曲から
Take a chance on me~♫ Take a chance on me~♫」と聴こえる。
色々不安を感じながらも、自分のことを?バンクーバーのことを?信じて、こちらに来て良かったな、と、自分なりに今日の文章をうまく終わろうとしているが、どうだろう。


テリヤキ





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