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アート独り言。(手と精神)

プロフェッショナル 仕事の流儀
壁が、壁でなくなるように 〜研究者 落合陽一〜を視聴した。

落合さんの授業はエンジン01で受けたことがあるが、とにかく面白い。
作り出すもの、話す言葉。何もかも刺激的であった。

落合さんは子供が障がいを持って生まれたことで、さらに加速したと言っていた。

これは私も同じだ。
初めての子供が障がいを持って生まれてきたので、一体この先どうしたら良いのだろうか?
そう思っているうちにどんどんと映像にのめりこみ、今に至る。

放送の終盤では生演奏にAIがリアルタイムで生成した映像を産み出すというものだった。

これはAI版のVJではないか。

放送が始まる前に、コンピューターで行われている仕事のほとんどはAIに変わってしまうと思っていた。
いずれ自分の仕事も。それが自分の感性とリズム感で生み出しているVJさえも奪われて
しまうのだろうか。

いやそうではない、むしろ利用すればいいのだ。
昨年は素材を沢山作り、聞いたことのないドイツの楽曲を体にしみ込むまで取り込み、オペラの映像演出をした。膨大な時間と体力を使ったけれどもっと短時間で上手く自分の時間を利用できるのではないか。

そう思ったら楽しく思えてきた。

今リアルタイムで視聴していろんな思いが込み上げてきたので書いている。

来年は展覧会「手と精神」の記録映像を担当する。
コラボするのは藝大の先生。

両親が障がいを持つ方の施設を運営していることもあり、幼少期から障がいのある方と関わってきたことで障がいのある人でも乗れる自転車など、出来ないことを可能にする研究をされている。
今回の展示は「手」を使うことが難しい人が主役。

取材に足を運び、体を動かすことが困難な方が生み出すアートに心を動かされた。
また、施設の職員さんと利用者さんの関係性がとても素晴らしく、とても美しかった。

編集も終盤に差し掛かる。
是非みていただきたい展示だ。

TASCぎふコラボ展vol.9  
手と精神
期間 
1月13日 (土)〜2月25日 (日)
「清流の国ぎふ」文化祭2024
清流の国ぎふ総文2024応援事業
会場:ぎふ清流文化プラザ1階 文化芸術県民ギャラリー
岐阜市学園町3-42
時間:9時00分から17時00分
本展は「手を動かすことが困難な人」を主役とした「手」をテーマとした展示となる。
複数の施設でのワークショップの成果をもとに作られており、
展示されている全ての「手」は、現存する誰かしらの「手」であり、型取りなどのアナログ手法、3Dスキャンなどのデジタル技法を用いている。

記録映像:TERAMAKI


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