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てらこやのひび ⑬

昨日、中学1年生くんが

Be quiet. の和訳に「黙れ!」と書いてきたので、〇せずに返したら、「なんで違うの?」と、くいついてきた。

「静かにしてください」は、必ずしも話し声ばかりに言うものではないから〇はできない

と、説明をすると、納得したようなしないような・・・。

今、言葉を感覚や思い込みで捉えてしまっていたり、相手への伝わり方に無頓着な大人が多く、それは子どもたちの理解力、表現力にも大きな影響があると感じる。

そして、日本語の理解力、表現力の差は、英語のその力にも大きく影響している。

私は、いつも生徒たちに、

説明を聞いても、自分たちの考えや表現、言葉を人に押し付けるのであれば、英語など学ぶ必要がない。

私たちに自分たちの「ことば」を押し付けようとするように

英語を話す人にも「え?日本語わかんないの?知らないの?えぇぇ~」とでも言っておけば良い。 

と、言う。そして、相手のことを考えた表現にするように伝える。

外国語を学ぶことは、それ自体を使えるようになるかならないか、必要とするかどうかにかかわらず、異文化を知り、自分たちの自身の文化、あり方などを改めて考えるということでもある。

・・・そのために、日本語でも表現力も磨いてほしい。状況を考える力をつけてほしい。言葉はイメージを運ぶことを忘れないでほしい。

だから、Be quiet.の訳は、「静かにしなさい」であって、「黙れ!」では〇はあげない。

同時に、言葉の使い方には、自分たちも気を付けたいと思っている。

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