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8月の初めに

8月が始まる。

夏休み 子どもの居場所 プロジェクト 2024も進んでいる一方で
受験生の夏期講習だけではなく、受験準備が進んでいる。

大学入試の形がいろいろと変わっていて、
生徒の志望理由書に関わる機会がここ数年、増えている。

夏休みは、特に大学受験生が現実に直面しながら、自分たちの進路をしっかりと考えさせられる期間でもある。

若者たちが進路に悩み、志望理由を考える時期になると、相談を受け話を聞きながら私は、その度、自分の人生を振り返る。

今の子どもたちと比べたら、本当にのほほんと生きてきたと思う。一方で、自分と、自分の周囲を信じてしっかりと歩を進めることができていた。

私は、高校卒業までの19年間(私は高校留学で1年高校を留年している)で、高校3年生の1年が一番楽しかった。充実していて、希望に満ち溢れていた。

それは、周囲の大人がもっとおおらかだったからだと思う。

今、夏休み明けになると、学校に行けない子どもが増えたり、進路に悩みすぎて、先に進めなくなったり、驚くような行動に出たりする生徒もいる。

そんなことを見聞きするたび、特効薬はないけれど、多分、子どもたちの負担を少しでも減らす方法は、大人たちが人から聞いたことや自分以外の人の経験から今考えることではなく、自分たちの経験とそのとき自分が思ったことを少しずつ日常的に子どもたちに語ることではないかと思う。

人に聞いたことではなくて身近な大人たちの経験からの意見は子どもたちが地に足つけて歩を進めることを促すと私は信じている。

今、進路が向こうから向かってくる感覚を持っている子どもたちが多いのではないかと感じることが多い。

自分たちがその方向に向かっていくのではなくー

だから、地に足がつかず、突然、歩を進めることができなくなる、そんな気がする。

進路は、自分の今置かれた場所から始まる。
向こうから伸びてくる道を見つけるのではなく、自ら目的地に到達するために少しずつそこから伸ばしていくものだ。

その足元を、少しだけ照らして手助けするのが私たちの仕事だと思っている。

この夏、再び生徒の進路の悩みを聞きながら、自分の歩んできた道を振り返っている。そして、志望理由書作成の手伝いをしながら、私自身も、次なる一歩につながる何かをつかめたら嬉しい。

夏休みも長くてもあと31日となったー。


クラウドファンディングもその間継続している。

いただいたサポートは、子どもたちの学ぶ環境づくりに使わせていただきます。よろしくお願いいたします<m(__)m>