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それだけで満腹です

こんにちは。
大人の島留学生の妹尾蓮太郎です。

前回に引き続き、妹尾がnote を担当させていただきます。
よろしくお願いします。

もう6月になりました。
春ではないけどまだ夏でもない。
日によってはめっちゃ暑い。それにして夜になると少し寒い日もある。

この季節を何と呼ぶんかなあと思う今日この頃です。
今の季節にぴったりでおしゃれなやつ僕は何一つ思いついていません。
何かいいやつ思いつけばこそっと教えて下さい。

日によって季節が少しずつ変わる。日替わり定食みたいで僕は好きです。
そんな季節の中で島食の寺子屋「留学弁当」3回目を迎えることができました。

今回お届けする島食の寺子屋「留学弁当」第3弾
6月からは「留学弁当」のお品書きは寺子屋の生徒さんが考えてくれます。

「留学弁当」第3弾今回は寺子屋の生徒・武田さんが考えて下さりました。

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「どうしてこのお品書きに決めたか?」

1.紅イカ 鯵 飛魚 淡竹の天ぷら

今までの弁当は、玄米揚げ、鯵フライだったので同じものにならないように天ぷらにしました。天ぷらの衣で食材のうまみを凝縮できると思います。

2. だし巻き玉子 鯖の塩麴焼き 白イカきゅうりのわかめの酢味噌和え
   セロリと玉ねぎドレッシング和え

今までの弁当にないものにしたかったので、
鯖は味噌やたれでもなく、塩麴に決めました。

3.こじょうゆ味噌のロールキャベツ

書いていただいたアンケートで、「こじょうゆ味噌の使い方を知りたい」という意見があり、こんな食べ方があるよって伝えたかったので今回ロールキャベツに使いました。

4. ちらし寿司

ちらし寿司と天ぷらがイメージできたこと、弁当を開けたときの印象を華やかにしたいと思い、ちらし寿司にしました。弁当箱を開いたときに嬉しくなってほしいです。

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武田さんには大変お忙しいところ、お時間を取っていただきありがとうございました。実は今回「しゃん山」にて野菜の仕入れをされているところに立ち会うことができました。

あんまりこういうことを言うのは粋じゃないなあとは思いながら、それでもやっぱり知ってほしいので書かせてもらいます。

野菜の仕入れをする段階からどの野菜を使うか、それで何を作るか、すごく考えられていました。食べる人のことを考えて、お店にある野菜を考えて、お品書きをイメージしながら食材を見られていました。

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きっと、しゃん山を出られた後も、お品書きをどうするかずっと考えて下さっているんだろうなあと僕は思いました。

この姿が印象的で、かっこよくて僕は何か嬉しかったんです。

こうして長い時間と多くの方の心のこもった仕事が積み重なった留学弁当。

もう1つ嬉しいこと。

食べて下さる方がそれをしっかり感じ取ってくれること。
皆様からいただきました声はしっかり届いております。
心を込めて作って下さる方がいて、それを受け止めて下さる方がいる。
僕はそのやりとりをみるだけでお腹いっぱいです。

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「留学弁当」は海士町がギュッと詰まった海士100%弁当です。
それゆえに仕入れもその日どんな食材があるか分からないという難しさもあります。

それでも、まっすぐに食に向き合い、その価値を料理を通じて届けて下さります。

最後にこれだけは。

今日の留学弁当もめっちゃおいしいです。

(文:大人の島留学生 妹尾蓮太郎)