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やっぱりバレーボールは素晴らしい!以上!(29年ぶり五輪予選突破記念)

(写真:FIVB)

2021年8月1日(日)東京五輪男子バレー予選最終日

日本 vs イラン  
セットカウント3ー2 日本の勝利

➀25-21
②20-25
③29-31
④25-22
⑤15-13

→ 1992年バルセロナ五輪以来、
  日本男子バレー29年ぶりの予選突破!

うれしいです。本当にうれしいです。
なぜなら、みんな長い間あきらめずに待ち望んでいたから。
そしてその待っている間にいろんな苦悩や苦難や忍耐があったから。
こんなに日本の男子バレーで熱狂したのは近年ではないくらい、
叫びました。いろんな思い(個人的な)がこみあげて泣けました。

ゲームやプレーについての考察は、今回はさておき、
この29年ぶりに、日本の男子バレーにとっては大変重たく大きな扉をこじ開けた一戦、扉の向こうに一歩踏み出した日、の喜びと興奮。そしてみんなで歓喜をシェアできた思い出をただただ、残しておこうと思います。

すべての「みなさん」おめでとうございます!!

選手のみなさん、スタッフのみなさん、おめでとうございます。
いろんなスタイル、いろんなカタチで男子バレーを応援してきてくれたファンのみなさん、おめでとうございます!
強化や育成、普及にかかわってきた関係者のみなさん、おめでとうございます!
東京オリンピックでバレーボール中継を観てくださったみなさん、おめでとうございます!
選手のご家族やゆかりのあるみなさん、おめでとうございます!
日本男子バレー代表のOB、元選手や元指導スタッフのみなさん、おめでとうございます!
バレーボール会場の運営やボランティアのみなさん、おめでとうございます!
実況や解説、取材から記事を書くライターのみなさん、おめでとうございます!
・・・もっともっと「おめでとう」を伝えなければいけない人がたくさんいるはうですが、今回の29年ぶりの日本男子バレーのオリンピック予選突破を喜んでいるすべてのみなさんに「おめでとう」です。

 やっぱり、本当に、ナショナルチームが活躍するのは、つくづくいいもんですね!2012年のロンドン五輪では、日本の女子が銅メダルを獲得し、その時も喜び爆発でしたが、29年ぶりにともなると、なんか湧き立つ興奮と歓喜がおさまりません!いいもんです、本当にいいもんです。こうやって「たくさんの人々と喜びをシェア」できるなんて。ナショナルチームの勝利や活躍はやっぱりいいものです。

 29年間というと、今回の試合をご覧になられている方でもまだ生まれていない方もたくさんいるんだと思います。
 長年のバレーボールファンとして、今日まで男子バレーをウォッチ、追いかけてこられた方にとっては、応援するチームの勝利でこんなにも喜びを爆発させることができるのか!?と思うくらいエキサイティングしたのではないでしょうか?
 また、ファンの中には、推しの選手を育成年代から活躍と成長をおいかけてきた方もいらっしゃると思います。そういった成長ストーリーとしても喜びひとしおですね。
 何といっても、男子バレー界に直接かかわってこられた、選手、元選手、コーチ、フィジカルやメディカルスタッフ、アナリスト、マネジメントスタッフ・・・長年の低迷の中にあって衰退の一途にネガティブな心理が付きまとっていたなか、ようやく明るいビッグニュースを手にしました。おめでとうございます。

 オリンピックはまだ続きます。引き続き日本男子代表チームは、決勝トーナメントで1勝をめざして戦います。同じくして、メダル獲得を狙って試合にのぞんでくる強豪国と試合をします。もちろん日本男子代表もメダルを狙っていると思います。でも、まずはこの「29年ぶり」という長い長いトンネルを脱した喜びを、みなさんと分かち合いたいです。

 何より、イラン戦のゲーム内容が素晴らしかった。
 互いに全身全霊、今持っているすべての力と能力と思考を出し尽くし、一進一退のせめぎ合い、そして随所で見られたスーパープレーの数々、ベンチのセンシティブな駆け引きと戦略勝負。本当に素晴らしかったです。

 やっぱり、私たちが好きなバレーボールは素晴らしい。
 私たちが、追いかけてきたバレーボールは素晴らしい。

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すべてのみなさんへ、いろんな「ありがとう」

1あるものから10作り出すことよりも、
マイナスからゼロにもっていくこと、
そしてそれ以上に、
ゼロから新たな1生み出すことがどれだけ大変なことか。

まずは、この方↓柳田選手に「ありがとう」を言いたい。
みんながよく知る彼が「ありがとう」と言ってくれることに「ありがとう」を言いたいです。
今回の29年間の扉を開くことに成功したのは、間違いなく柳田選手の存在なくしては語ることができません。

 柳田選手だけでなく、海外でチャレンジしてきたリベロ古賀選手も日本代表に大きな力となったと思います。ありがとうです。
 これに続き、今の石川選手や西田選手たちが受け継ぎ、もうすでに高橋選手や高梨選手など将来が期待される選手がいます。
 そんな彼らのレールをつくってきたのが、清水選手や福沢選手。さらにその前には今回歴史的な一戦を解説した山本隆弘さん。いろんな選手たちの思いにありがとうです。

 低迷期の一時期、頑なに世界との隔絶を続けていた中、何とか日本男子バレーに世界の新風を入れようと戦ってくれた人たち。ゲーリー・サトウ氏やアーマツ氏、フィリップ・ブランコーチ。そして歴史あるVリーグにあってって名を挙げきれないほどの、世界的名選手や名将たち。本当にありがとうを言いたい。

 ファンの中にも長きにわたって選手やチームを追いかけ、その歴史と成長をみて日本のバレーの発展を願ってきた方々。低迷を続けていも、強い日本のバレーを願い、戦術やテクニックを探究し解説してきてくださった方々。バレーボール愛を日本国内から海外に目を向け、海外のバレーボールを通して日本のバレーを応援してきた方々。そして写真やイラストなどでバレーボール愛を表現してきた方々。そんなみなさんがいてくれたこそ、こうやって多くの人と喜びを分かち合えます。ありがとう。

 近年では、プレーヤーだけではなく、メディカルやフィジカルの分野で、レフリーの分野で、アナリストして、ストレングスコーチやメンタルコーチとして・・・Vリーグ関係者や大学学連の方々・・・その他様々な角度からバレーボールに貢献しようとしてくれる方々もたくさんいます。ありがとうを言いたいです。
 もちろん日本にはたくさんのアンダーカテゴリの指導者の方々が日々、子供たちに、将来の代表選手を願って指導してくださっています。ありがとうございます。

 他にも、もっともっとたくさんの、いろんな人が日本のバレーのために貢献してきたのだと思います。挙げきれずすみません。そんなみなさんにありがとうを言いたいです。

 イラン戦の最後が印象的でした。イランの選手たちはみんな温かな拍手で日本の選手たちをたたえてくれました。
 イランのセッター「魔術師」マルーフが、エンドから日本に向かってグッジョブサインを送り、優しい拍手を送っていました。そして去り際にわずかに涙を流していたのが見えた気がします。
 勝者と敗者。敗者の振舞こそ、本物かどうかが試されると思いました。素晴らしいゲームをみせてくれたイランにも「ARIGATO」です。

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「ハイキュー!!の国」で起きた「リアル・ハイキュー!!」

 日本には、素晴らしいバレーボール漫画や小説があります。特に近年ではファンのみならず、日本のバレーボール界関係者、そして世界にも多くのファンを持つにいたった、「ハイキュー!!」。

 日本の男子バレーが低迷にある中で、世界のバレーの今を見事に表現し、日本のバレーボール復活の願いも込められていたように思います。
 今回の東京オリンピック2020、日本男子代表のバレーボールは、まさに「ハイキュー!!」に込められた願いをも体現したかのような素晴らしい選手たちの活躍とゲーム内容を見せています。

私たちは、「ハイキュー!!」の国、日本でのオリンピックを見ています。

私たちの住む日本は、「ハイキュー!!」の国として世界から注目されています。

これからも、「ハイキュー!!の国ニッポン」として、みなさんで一緒に日本のバレーボールを盛り上げ、多くの人と喜びを分かち合えるような機会を増やして、ハッピーにしていきたいです。

バレーボールは、誰のものでもな、「みんなのもの」。
みんなのバレーボールをこれからも、応援していきましょう!
なんか、勝手に、みなさん、ありがとうございました。


29年ぶりの日本男子バレー、オリンピック予選突破の感動と興奮を記憶に留め心に刻んでおきたいです。

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(2021年)

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