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製造業xAI アダコテックの今とこれからの組織づくり

製造業×AIのアダコテックで人事責任者をしています、髙橋哲平です。ずっとエンジニアとして活動していましたが、近年は人事領域に強みがある人事ニア(人事 + エンジニア)として働いています。モノづくり現場を支える組織構築・仕組みづくりが得意分野です。

この度、2022年4月にアダコテックはシリーズBで11億円の資金調達を実施したことを発表しました。
このnoteでは、アダコテックが今どのような体制で、今後どのような組織にしていくのか?また、組織づくりに向けてどのような取り組みを進めているかといったことをお伝えしていきます。

本題の前に

日本発のプロダクトで世界市場にインパクトを出したい。骨太な技術力があるアダコテックは、それを叶えられる可能性がある。代表の河邑へアダコテックjoinを打診した時の内容です。 アダコテックの技術・事業を世界市場に出すための組織は全力で創って行きたい。組織や制度はあくまでも手段。最も大切な事は、一人ひとりが成長・活躍し、それが多重・掛け算され、事業で結果を出していくことだと考えています。

アダコテックの現在の体制・良いところや課題

アダコテックの現在の体制(部門はまだ設置されていません)

役員2名が技術・事業・管理を分担しながら管轄し、各自役割分担はできて業務に当たっていますが組織図等で明文化されたものはありません。

4/1現在のチーム構成

良いところ
・意思決定や動作が早い
・オープンでフラットなコミュニケーションが取れている
・代表が全員と1on1、課題認識や取り組み内容のズレが発生しにくい

課題(今後の成長を考えた場合)
・単発動作が多く、体制でPDCA等の計画的動作が少ない
・役員の管掌範囲が広く深くなっており、人員拡充に耐えられない構造

上記は、100名以下で技術・事業共に大きく拡大せずにAI受託開発を続ける企業であれば、大きな問題は起きず必要最低限のプロセス整備や予実管理の実装で事業継続できると考えています。しかし、アダコテックはmissionに大きなものを掲げており、組織拡大は必須と考えています。
会社全体の展望については以下の河邑の記事をご覧ください。

2024年度には60名、遠くない未来には350から400名程度の組織と一緒に走る必要があります。子会社やJVの案件も出てくると思われ、多くの意思決定者が必要になってくると考えています。

現段階から未来をイメージし、それぞれの領域を託すことができる経営者、CxO、テックリード、事業責任者を生むことができる組織を構築する必要があると認識しています。

来期に向けて構築していく体制

部門設置時の組織図イメージ

今期中には、上図のように4部門・7ユニットを職能別で設置しようと考えています。重きを置いているのは、個人からチーム戦へ移行し、予実面を向上していく点です。ユニット単位でのPDCAや、協議連携が発生するようになれば、前項で説明した課題部分をカバーし組織拡大の下地形成に入ることができます。

また、この時点では良いところが損なわれる事は無いと考えております。その理由としては、役員2名が開発と事業の部門長を一旦兼任するため、意思決定やスピードが大きく変わるわけではなく、フラットなコミュニケーションが染みついている皆が堅苦しくなるイメージも湧かず(笑)、全員顔を合わせて仕事もできる人数であるためです。毎週月曜日に社員全員で実施している経営会議も、しばらくは継続していけると考えています。

アルバイトエンジニアの送別会で乾杯!

直近は新メンバーの入社が続いているため、組織の立ち上がりの心配よりは、受け入れ体制や一人ひとりがアダコテックに入社して良かったと早期に成功体験を持ってもらえる事の方が重要だと考えています。 最初の60名はアダコテックを一緒に創って行く人だと考えているため、一人ひとりをより大事にチーム皆でオンボーディングして行きたいと考えています。 個人成果も当然ですが、人を伸ばせる人にチームを任せて行きたいとも考えています。

現在取り組んでいること

今期中に実施を予定している大きめの施策は下記です。 少々堅苦しそうな内容もありますが、制度等のルールは最小限で走れている事が健全で、その方が個人に裁量があり柔軟性が高いと考えています。運用負荷の低くシンプルなもの(個人のポテンシャルを発揮しやすい)を入れていきたいと考えています。

  • オンボーディングプロセスの策定

  • 評価/査定プロセスの設計と導入

  • 環境整備(新オフィス準備や基幹以外の制度検討と導入)

  • 部門設置と必要最小限のルール整備

  • MVV(Mission,Vision,Value)の策定

  • ISMS取得(製造業のお客様に安心してもらえるように)

  • 採用と採用やリード獲得に関わる広報活動

  • カジュアル面談や1on1は随時歓迎

策定中に使用している資料

最後に

製造業xAIのアダコテックは、ディープテック企業です。革新的な技術を育み世に出して行くためには、技術者や事業担当者一人ひとりを大切にして行く必要があると考えています。

その一人ひとりが自分事として考え、議論し、アウトプット、また考え、議論...を続け、一緒にお客様のペインを解消して行きたいと考えています。 ポジションはまだまだ穴だらけ、少しでもアダコテックに興味をお持ち頂けた方は下記イベントへご参加ください。カジュアル面談も歓迎しております!

募集職種一覧は下記をご覧ください

採用ピッチ資料も最新化しましたので、ぜひご覧ください

お話しできるのを楽しみにお待ちしています!

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