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2024年2月7日「第8回J-TECH STARTUP SUMMIT」開催!「J-TECH STARTUP 2023」認定企業のプレゼンやトークセッション

技術(ディープテック)をビジネスのコアコンピタンスとした事業でグローバルな成長が期待されるスタートアップを「J-TECH STARTUP 2023」として認定し、認定証授与とともに認定企業のプレゼンやトークセッションが行われる「第8回J-TECH STARTUP SUMMIT」を2024年2月7日(水)に開催いたします。

今年も「事業の革新性」「経済的な発展」「社会的影響力」「事業の実行力」の面から評価を行い、成長が期待されるシード・アーリー期の技術系スタートアップ5社を選出いたしました。



今、スタートアップの中でも「ディープテック」が注目されている

社会課題を解決し社会にインパクトを与えるディープテックが今世界的に注目を集めています。ディープテックがかつて世界を牽引していた日本経済を復活させる鍵であるとも言われており、国が策定をすすめているスタートアップを10倍に増やす向こう5カ年の育成計画の中でも、ディープテックスタートアップ支援策が大きく掲げられています。

近年様々なスタートアップが生まれる中で、IT技術を活用しビジネスモデルを刷新したり、これまで手が届かなかったニッチなニーズへのソリューションが次々と登場しています。しかし、これらのビジネスやサービスも、半導体やAI、ロボティクス、バイオテクノロジーなどのディープテックが存在しなければ成り立たないものばかりです。また、とくに注目度の高い再生可能エネルギー、医療分野、都市インフラのDX化などへ貢献するために、既存の技術だけでは実現できない課題に対してディープテックで革新的な技術を開発することがますます求められているのです。

TEPが「J-TECH STARTUP SUMMIT」を行う理由

TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)は、日本のトップレベルの技術(ディープテック)をビジネス化し社会普及させることを目的として、2009年11月19日に設立されたスタートアップの支援組織です。

ディープテック支援を加速させていく一方で、ディープテックを生み出すためには大きな課題があります。

  1. 研究開発の成果の獲得やその事業化・社会実装までに長期間を要することにより不確実性が高い

  2. 多額の資金を要する

  3.  事業化・社会実装に際しては既存のビジネスモデルを適応できない

(引用:ディープテック・スタートアップ支援事業について令和5年2月産業技術環境局)

TEPではこのような課題を解決し世界を変える日本発のディープテックスタートアップを多く生み出すため、独自の認定制度として「J-TECH STARTUP」を2016年の発足からコロナ禍も停滞することなく毎年実施してきました。

さらに、「J-TECH STARTUP SUMMIT」は、シード・アーリー期のディープテック・スタートアップを「J-TECH STARTUP」として認定し、発信していくことで、まだまだ粗削りでも芯のあるディープテック・スタートアップに焦点を当て、その社会に与えるインパクトの重要性に注目し、事業加速のために必要なことを議論していきます。そして本イベントを通じて、スタートアップと大企業や支援組織とのネットワーキングを行い、技術系スタートアップ成長のためのエコシステム構築を目指します。

大学・研究機関発の技術系スタートアップに贈る新たな賞を新設

日本の大学や研究機関には、世界を変える可能性を秘めた技術シード(=ビジネス化の可能性を持つ先進技術)がまだまだ多く眠っています。技術シードが世の中に出れば、社会に大きなインパクトをもたらし、この未曾有の時代の希望になるはずです。

本年J-TECH STARTUPでは特別賞として「大学・研究機関発スタートアップ賞」を新たに創設しました。大学・研究機関で眠っている潜在的な技術シーズを掘り起こし、世界で勝てる日本発のディープテック・スタートアップ創出へ、より一層貢献していきたいと考えています。

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「第8回J-TECH STARTUP SUMMIT」開催概要

◆ 日時:2024年2月7日(水)13:30~16:40 (ブース・デモンストレーション&ネットワーキング~18:00)
◆ 会場:浅草橋ヒューリックホール
(〒111-0053 東京都台東区浅草橋1-22-16ヒューリック浅草橋ビル2階 HULIC HALL)
◆ 主催:一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ
◆ 共催:一般社団法人日本能率協会
◆ 後援:経済産業省関東経済産業局
独立行政法人中小企業基盤整備機構 関東本部 
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、ほか
◆ 協力:三井不動産株式会社

プログラム(予定)

■ 13:30 開会挨拶
■ 13:40 J-TECH STARTUP 2023認定企業プレゼン(シード枠)
・株式会社SMILE CURVE
13:55 J-TECH STARTUP 2023認定企業プレゼン(アーリー枠)
・株式会社Jmees
・TopoLogic株式会社
・BioPhenolics株式会社
・株式会社FerroptoCure(※J-TECH STARTUP 大学・研究機関発スタートアップ賞 受賞)

■ 15:05 パネルディスカッション 
「大学・研究機関発スタートアップと大企業 共存共栄に向けた関係づくり(仮)」
<パネリスト>
・高谷 直樹(BioPhenolics株式会社 CTO/筑波大学生命環境系・教授)
・大槻 雄士(株式会社FerroptoCure 代表取締役CEO)
・木村 周(株式会社アルガルバイオ 代表取締役CEO)
・峯藤 健司(三菱電機株式会社 ビジネスイノベーション本部)

<モデレーター>
尾﨑 典明(一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ 副代表理事)
■ 16:15 J-TECH STARTUP 2023 認定証授与
J-TECH STARTUP 大学・研究機関発スタートアップ賞 授与
日本能率協会 産業振興賞 発表・授与
■ 16:35 閉会挨拶
■ 16:40ブース・デモンストレーション&ネットワーキング(18:00 終了)

パネルディスカッション 登壇者

《パネリスト》
高谷 直樹(BioPhenolics株式会社 CTO/筑波大学生命環境系・教授)

J-TECH STARTUP 2023
応用微生物学を専門としてカビやバクテリアの研究で博士号を取得後、筑波大学助教をへて、2011年から筑波大学生命環境系・教授。2009年、それまでのカビの基礎研究から脱皮し、微生物をもちいたバイオものづくりに取り組む。これまでに、JST、NEDO等のプロジェクト研究を通してバイオ芳香族を提唱してきたが、大量生産・大量消費のプロダクトアウトをしたい夢が膨らみ、2022年、現BioPhenolics社長の貫井と共に起業。経営と大学教員をなんとか両立させ、バイオものづくりのシーズを広げる活動もしている。

大槻 雄士(株式会社FerroptoCure 代表取締役CEO)

J-TECH STARTUP 2023 大学・研究機関発スタートアップ賞 受賞企業北海道大学医学部卒業後、外科医として勤務。臨床現場での経験から、がん治療の開発を志しがん研究の道に進む。その後、研究を続け、その研究成果を社会に応用し新たな抗がん剤を創出するために、株式会社FerroptoCureを創立する。

木村 周(株式会社アルガルバイオ 代表取締役CEO)

J-TECH STARTUP 2021
三井物産株式会社にて主に「食と農」「健康」領域での事業投資・経営に携わる。ペルー肥料資源事業、米国飼料添加物事業、米国サプリメント事業などに加えて、代替タンパクベンチャー企業のBeyond Meat社への出資参画(取締役会オブザーバー)などウェルネス・フードテック・バイオ領域での海外事業経験も豊富。2020年当社COOとして入社し、2021年代表取締役社長CEOに就任。一橋大学商学部卒。『藻類』の可能性を解き放つ研究開発で、社会課題を解決し、人々と地球の未来に貢献する世界No.1のクリーンテックカンパニーを目指す。

峯藤 健司(三菱電機株式会社 ビジネスイノベーション本部)

2011年に新卒で三菱電機に入社。開発本部 情報技術総合研究所にて光通信技術の研究開発に従事。その後、同所開発戦略部 企画グループにて研究開発の戦略策定、資源配分と実行支援を担当。2017年より同本部 デザイン研究所 未来イノベーションセンターにてオープンイノベーションを起点とした新規事業の開発と既存事業の強化に従事。2021年4月より、ビジネスイノベーション本部にて、コーポレートベンチャーキャピタル「MEイノベーションファンド」の立ち上げを主導。ベンチャーファイナンスに精通しており、メンターとして数多くのスタートアップのハンズオン支援を経験。

《モデレーター》
尾﨑 典明 一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ 副代表理事

2004年九州工業大学大学院・工学研究科物質工学専攻修了。コンサルティング会社にて企業の新事業・新商品開発支援に携わる。2009年S-factory創業、企業に加え、自治体、NPO、スタートアップに対し支援を行う傍ら、官公庁等のアドバイザー等歴任。業種業態問わず、またその事業ステージによらず、それぞれの課題に応じた支援を実践。現在、NEDO技術委員/SVr、筑波大学国際産学連携本部客員教授も兼務。


特別賞について

1.『大学・研究機関発スタートアップ賞』
J-TECH STARTUP 2023認定企業のうち、大学・研究機関発スタートアップで、最も評価の高いスタートアップに贈られます。

2.『日本能率協会 産業振興賞』
『日本能率協会 産業振興賞』は、共催である日本能率協会主宰の技術関連のネットワークである日本CTOフォーラム(※)を中心に、10社前後の企業の皆様にJ-TECH STARTUP SUMMITにご参加頂き、J-TECH STARTUP認定企業のプレゼンテーションをご覧いただいたのち、「最も革新的であり、自社との連携・協業の可能性が最も高い企業」に送られる賞です。なお、本賞の選出にご参加の企業は、追って公開予定です。

【ご参考:2022年度『J-TECH STARTUP 日本能率協会 産業振興賞』選出参加企業】※順不同・敬称略
味の素株式会社 / ジヤトコ株式会社 / 株式会社SCREENホールディングス / 日本工営株式会社 / 日本特殊陶業株式会社 / 三菱ケミカルグループ株式会社 / UBE株式会社 / 株式会社レゾナック・ホールディングス / 一般社団法人日本能率協会 / 三井不動産株式会社

※日本CTOフォーラム:日本を拠点に活動する代表的な企業のCTO(最高技術責任者)が、これからのモノづくり、コトづくりのあり方やイノベーションについて、本音ベースの意見交換を行い、共通の課題解決をめざす、日本能率協会運営の組織体です。
※本年の参加企業については確定次第公開いたします。

3.『KOIL賞』
本イベントにご協力頂いている三井不動産株式会社様より、本年度のJ-TECH STARTUP認定企業全社に対し、「柏の葉オープンイノベーションラボ(KOIL)」(https://www.koil.jp/)の1年間無料利用権が授与されます。


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「J-TECH STARTUP 2023」認定企業のご紹介

【シード枠】ベンチャーキャピタル等からの出資前の企業

株式会社SMILE CURVE 

スマイルカーブは、側わん症の早期発見を可能とする検査システムの実現、海外展開を目指しています。側わん症は、背骨が3次元にねじれる症状で、思春期に特発し、無痛で進行し重症化しやすいため、早期発見が重要です。そのため、国内外で検診の実施が推奨されていますが、早期発見できる手法が確立されていません。思春期側わん症の早期発見・治療を実現することで、世界の子供たちが一生明るく暮らせる未来を創ります。

【アーリー枠】VC等から出資を受け、資本金3億円以下・従業員50名以下の企業

株式会社Jmees

株式会社Jmeesは国立がん研究センター東病院から生まれたスタートアップです。「すべての人々に安全で質の高い治療を届ける」をミッションに、AIを用いて外科医を支援するサービスを開発しています。当社が開発するAIを用いた内視鏡外科手術支援システムは、手術映像内の誤認・見落としリスクのある対象臓器を自動検出し、手術映像内に強調表示することで執刀医の臓器の認識支援・注意喚起を行います。
(URL)https://www.jmees-inc.com


TopoLogic株式会社

TopoLogicは、トポロジカル物質の社会実装を目的に設立された東大関連スタートアップ企業です。従来の物質とは異質な電子構造を持ち、常識を超える物理的効果を生じさせるトポロジカル物質を活用し、既存の熱センサと比較して100倍以上の時間分解能を持つ高速熱センシング技術や、従来のDRAMと比較して1桁小さい消費電力のコンピューティングメモリ技術など、この革新的な物質の社会実装により豊かな社会の永続的な実現を目指しております。
(URL)https://www.topologic.jp/


Biophenolics株式会社

 
Biophenolics株式会社は再生可能原料(バイオマス)を原料として芳香族バイオ化学品の生産技術開発を行っている筑波大発スタートアップです。「バイオもの作り産業」は今後10年で4500兆円の市場と言われる成長産業です。当社はスマートセル(改良型微生物)および生産プロセスを一貫して開発し、本産業の一角を担う事を目指しております。
(URL)https://bio-phenolics.com/


【大学発・研究機関発スタートアップ賞】

本年は、TEPの支援先の多くを占める大学・研究機関発の技術系スタートアップに改めて着目し、『大学・研究機関発スタートアップ賞』を新設し、厳正なる審査の結果、株式会社FerroptoCureを初代「大学・研究機関発スタートアップ賞」に選出しました。J-TECH STARTUP 2023認定企業のうち、大学・研究機関発スタートアップで、最も評価の高い企業に贈られます。

株式会社FerroptoCure

FerroptoCureは慶應大発のアカデミアベンチャーであり、フェロトーシスに着目した治療薬の開発を行っております。フェロトーシスとは酸化ストレスによる細胞死であり、現在は主に抗がん剤の開発に取り組んでおり、世界初のメカニズムの抗がん剤の臨床応用を目指しております。この抗がん剤により、がんで苦しまない社会になるように貢献をしてまいります。
(URL)https://ferroptocure.com


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