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自然派青年の散策話(衝撃山編)

こんにちは、私はど田舎育ちで自然を愛する20歳になる心から子供が抜けない青年です。

みなさん、山登りと言えばどんな物をイメージしますか?山登りと言えば富士山とかのガチ山をイメージすると思いますが、そこら辺の山も登れば登山です。なので自称登山家の私がそんな山登りの楽しさをタンタンの冒険と語っていきます。

山とは多様な生態系が複雑に交わり人工な物では決して再現出来ないランダム性が有ります。そこに美を感じるという方は多いと思います。ですが、大概は写真などで楽しんで終わりというパターンで、自然の一部しか楽しめてないと思います。そこで私は皆様に自然の素晴らしさを感じ方や感じた結果体験した出来事を伝えていきたいと思います。

自然の楽しみ方とは…コレは実に単純です。

そう!五感のフル活用です。花と腐葉土の香り、肌を撫でる風と葉っぱとクソ痛え枝と蜘蛛の巣、湧き出る清水の味、鮮やかな自然の色と捨てられてカッピカピのエロ本、小鳥の囀りと喧しい小蝿の羽ばたき。

コレらは大概の映像や写真で全てを楽しめません。山に登り体感しないと分からない物ばかりです。

同じ視覚情報である、エロ本なんて買えるとお思いでしょうが、山という自然の中で人工物であるエロ本と出会う!「なんと!素敵な出会いか!」そう言ったロマンチックな感覚と純粋エロ本の中身で楽しむピュアな心も山では求められます。

ですから、山道で猪のうんこ踏んで騒いでも良いし、腐ってメタンガス出してる池の近く通ってクセェ!って叫ぶのも正解。ともかく山に登っていろんな物に純粋かつ運命的に反応をするそれだけで山は楽しいのです。

ですが実際の山登りって臭えし虫は多いし衛生的によろしくないものばかりですよ。えぇ。なので私も全てを楽しんでるわけではなく辛くもあり、楽しくもあり、まるで映画を見る様に楽しむのが山です。というか、山以上に全てのことに言えますよね。有名な範馬勇次郎のセリフで毒も食らう的なね。

私は失敗を犯しました。何故私は山を皆様に勧めてるのか、そもそも論から参るのを失念しておりました。

コレ見てくださいよ。

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コレ近所の山にある、自然の橋ですよ。こんな設計者ぶん殴りたくなる様な橋を超えた先にはさぞええ景色があると思いますよね?

残念、ンなもん無いんです。

山とは常に飾らず、気取らず、まさに自然なのです。コレは今の忙しい日本人に是非とも持ってほしいゆとりなわけです。今の人々は同じオタク同士で醜く叩き合い、他者の好きな物を否定したり、平気で人を卑下したりなどと自然の寛容さなどと比べたら度量が狭いこと狭いこと…なので、自然に皆様の人生を豊かにする考えである、ゆとりを探し求めて欲しいのです。(※あくまで個人の感想であり、山にゆとりが有るがそれを感じれるのはその人の感受性次第なので筆者は責任を取れません。)

最近コロナでずっと家篭ってる人は是非とも電車乗って降りたことのない駅で降りて山のある方向に歩いて街ブラして山を1時間程度歩いてみて、んで疲れてカフェ寄って、電車待ちの間本屋でも寄れば少しは充実した日になりませんか?             「山行ったやろ?カフェでランチしたやろ?本屋で本読んだやん?」ってさ、パーペキよ

段々文章に慣れて来て喋り方崩れて来ましたね。

皆様に、山登りって原始的で田舎のクソカス共しかせんやろwwwとしか思ってなかったでしょうが、段々意外とアリなのでは?と擦り込み作業が進んだので…それではそろそろ

全国2億人の山好きの皆様たいへんお待たせ致しました!本題の私が経験した山での不思議な出来事の話をします。

「blooming sky」←クソださタイトル

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コレはある晴れた昼下がり…私はいつもの様に山へと足を運ぶ、大学の春休みで実家に帰り近所での農業バイトも無い日だ、その日は彼女とのデートのはずが彼女の体調不良により街には向かわず、山へと向かう。本日の山は500メートル級の名前も知らん野山だ。            「よろしくお願いします!」とハイキングベアーもいないのに挨拶を山道入り口にして山の攻略を始める。今日はいい天気だ。山桜や木蓮の花が咲き誇る。麓の神社では元気な子供達が騒いでる。こんな日にはお前さんたち、クソ文章を読んでる読者は…800メートル級の山で遭難するがいい。

なんだ今のは…当時の私はそんな感情微塵も持ってませんよ。

とにかく、晴れて26度ぐらいで山登るにはちょうど良い日でした。私は農学部植物科の学生で、自然には少し詳しく山登るときには植生などを少し気にします。この辺は個人の趣味ですが、やはり山を登るなら自然に対する興味が有れば山登りは捗ります。そして、植物学生の私は八重咲き山桜を求めてました。

八重咲きって意外とレアで、遺伝異常なんですよ。人間で言うアルビノみたいなもんです。

しかし、500メートル級の山でレアな山桜を探すってのは途方もない話で、昔からある木を隠すなら森みたいな感じです。その山は実は車道などが通っており、某宗教団体の総本山がある山で、桜の植林をしている場所などは知っており、そのルートを予め決めて登ることにしてました。

山登りの格好としては少し合わない、ブーツにアンクルパンツ、白の綿シャツという登山家激怒の服装でしたが、若さと体力でそんなディスアド関係なしに登りました。途中で綿毛などを見かけてきゃわわわわ!ってなってました。ちなみにきゃわわわなその春初めての綿毛との邂逅。

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至る場所で春を感じます。桜の香り、鳴くのがまだ下手くそな赤ちゃんの鳥の囀り、木陰で感じる涼しい春の風。ウラガン…春は良い物だ…    

そして山の中腹ぐらいにある、件の宗教団体の敷地に植えられた桜並木を散策。割と古い所で大きい桜ばかりです。しかしどれもコレも山桜ではなく、八重咲きでもありません。ため息ついて、Twitter見てテキトーにクソツイしたろかな…と思ってたら、施設の端of端に、綺麗な桜を見つけました…

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鮮やかなピンク!そしてこのふわふわぽんぽんな花びら!うぉぉぉぉぉぉぉ!八重咲きや!エッッッッッッ!でしたね。見つけた時。目を離してスマホのカメラで写真撮ろうとするのが2秒遅れてたら、果ててましたね。これは…

この桜の付近で30分眺めてましたね。本当に綺麗なものは心と時間を奪われる。

私は他にも無いかと、その答えを求めアマゾンの奥地へと踏み入った!!

しかし結果は…

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山を登るにつれ、桜は少なくなり宗教団体の施設がどんどんゴツくなるばかりでした。

しかし、ここに来たのも何かの縁やと思い、その施設内をブラブラ、心に曇りがかかる様な気分で見る景色は、それこそ曇りガラスの様な景色で恐らくちゃんとは美しさを捉えれてなかった思います。

しかし山のトップオブザトップに登り詰めた時、心の曇りは晴れて一気世界が違うように見えました。まさに空の開花とも言える、開けた土地に見える緑と青それがもう一度貼りますがクソださタイトルの下の写真でした。

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V2ガンダム の光の翼みたいなのが真ん中に見えて芸術点高めのこのお写真。キッツイ坂道のダルさや途中で顔にかかった蜘蛛の巣などを払拭する、美しさ。まさに自然の雄大さにただ圧倒され、全てどうでも良くなり、眼前の光景だけを眺める存在と化しました。

自然は全てを優しく包んでくれる、そうは思わんですか?私は思いますね。

まぁ最終的になんでもいいから山登れ

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こんなのでもいいからさ

自然を愛せ。この世界は美しい。死んだ友達の言葉を皆様に感じていただきたくて、今回この文章を山のみにですが書きました。また今度山の登り方みたいなのも気が向いたら書きます。ほなまた

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