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INFJ新卒就活生へ

面接官「では自己PRをお願いします」

そんなものはない!いやあるにはあるんだけど…。だってさ〜本当のこと言っても私の事『情けない野郎だなあ、はい次の方ー!』って思うだけでしょ?そんな事分かってるんだよ、なぜなら人の心を読めるINFJだから…

INFJって、初対面でもその人の仕草、顔色、会話だけで『この人、この言葉は今求めてないな』『これ言ったら機嫌よく話進みそう』ってのがわかっちゃいません?だから就職活動でもそのエスパーが発動して、『あ、この面接もう落ちたな』とか、『この人事こういう話好きなんだな』ってのが一瞬にして頭に浮かびます。(今のところ全部的中)

え?じゃあ就職活動めっちゃ有利じゃん!って思うかもしれませんが、INFJって他人の良いところは話せても、『自分の長所』は話せません。つまり、自分をアピールしてください〜!という就職活動には向いてないのです。致命的に。

なぜこんなにも自己肯定感が低いのか自分なりに考えてたのですが、そもそも他人の感情が分かるって、自分より他人を優先して生きてる自己犠牲が働いているからだと思うんです。

INFJの人はとにかく怒られる事や不快な気持ちにさせることを嫌います。他人が怒鳴られている事を目撃するのも苦手です。とにかく平和!皆幸せになる!そんな環境が大好きで、刺激を嫌うから。自己犠牲を無意識に行って他人の感情さえわかってしまうINFJ、泣きたくなくても涙がツーッと流れます。『もうこんな世の中いやだ…』そんなINFJ、どんな行動に出るかというと、もっと自分を犠牲にするか、耐えきれなくなって突然姿を消します。こんな涙を流す情けない姿誰にも見せたくないし、これを見て余計誰かに気を遣わせたり、なんなら怒られるかもしれないから。

INFJである私が言うので、多少は大目に見て欲しいのですが、このタイプ本当に厄介人間です。
誰にでも優しく接してくれると思ったら突然姿を消すので『え?なにそれ?』と普通は思われます。それがINFJなのです。

本題に戻りますが、INFJって自分のことを分析するのは好きでもそれを他人にアピールするのはめちゃくちゃ苦手なんですよね。正直、初対面の面接官を褒める方が自信あります。ガチで。

じゃあ他人から自分の良さをアピールしてもらえたらうまくいくのか?という疑問も生まれたのですが、ほぼ無意味です。大前提としてINFJは自分の本性をさらけ出すのが苦手なので、誰にでも都合のいい人間を演じます。周りには華を持たせ、『あ、ほらほら、これ忘れてるよ』と助言するような存在なので、いざ周囲の人達に私をアピールしてくださいとお願いしても「えっと、まあいい人だよ、でも特別何かした訳では…」「真面目な人だよ、それ以上でも以下でもない」ってくらいで終わります。ミステリアスな存在って罪ですね。誰もINFJの本性なんて知る事ができないのです。家族でさえも。

最後になりますが、INFJは就職活動に向いてないです。めちゃくちゃつらいです。まあ就職活動でつらくない人はいないと思うけど…
自分が主役になったエピソードもない、そして自己肯定感低い我々にとって、自分のことを素直にアピールしてという謎のシステムは地獄です。
私は正直卒業するまでに内定貰えるか自信がありません。自分をもっと愛せる素直な人間だったらな…と思う日々です。
でも、INFJで良かったと思うことも多いです。エスパーだし、空想だけで1日過ごせるし、マザーテレサだし。こんな事、他のタイプだったら経験できないんだと思うと勿体ねえ〜!とか思っちゃったりします。

今は毎日消えたくて仕方がないけど、でもこの先またINFJでよかったと思える場面があると思うんですよね、きっと。

友人の内定報告、親からの「就活は?」から始まる一日、手に着けてない卒業論文の制作、それらに耐えられず逃げて自分を無力だと思ってしまう私とあなたへ、そもそも就職活動は向いてないんです。それに少しでも向き合おうとしてる時点でめっちゃ凄いと思うんですよ。何もしなかった、まただめだった、それでも明日を迎える自分に盛大な拍手をして、向いてないけど行きたい企業に行けたらラッキー!くらいの気持ちで程々に生き延びていきましょう。

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