映画見るのが苦手な私の映画見るための3つの方法
映画見るのが苦手な私の映画見るための3つの方法
映画を見るのが苦手だ。
というより、同じ場所に同じ姿勢で同じ行為を続けるために黙って留まり続けるのが苦手である。病的に動くこと、喋ることを我慢できない。動くこと、喋ることを我慢し続けると、気絶する。映画館で寝がちなので、たっぷり睡眠をとってから映画館にいくようにしているが、それでも寝ることの方が多い。だからよほど映画鑑賞に体力を使っていると見立てている。
そんな私がここ一週間で立て続けに2本も映画を見ている!凄いことだ!私の映画苦手ぶりは夫も友人もよく知っているのでみな驚いている。Netflixで2本視聴して、映画を見るコツが私なりに見つかってきたので、まとめてみたい。
1.映画館に行かない
まず、映画館に行くことを諦めるところから始める。
イコールラブのライブドキュメンタリーを4DXで見た時も、『君たちはどう生きるか』は面白かったのに2回見て2回寝たので、もう映画館に行くのは諦めよう。
暗くてふかふかでやる事がなくて喋っちゃ行けなくて適温な場所は、映画館以外には夫が先に眠ってしまったあとで携帯を見ながら眠気が来るのを待ってる時のお布団しかないのだから、冷静に考えて眠くなって当たり前とも言える。
2.見るぞ!と意気込まない
映画はだいたい2時間から3時間。例えば休みの日や夫のいない日の夜に、見るぞ見るぞ見るぞ!と意気込んで、部屋片付けたりなんかして、あんまり使ってないテレビ付けたりなんかして、見ようとしてしまいがちだが、それを辞める。
なんとなく、スマホで見始めることにする。
この時、いつでも一時停止していいし、一晩で見終わる必要は無い。他の何かに中断されても私は構わない。見進めたところまで夫に全部あらすじを話せるのもいい。
だいたい読書だって一日でいっぺんに終えることはそうないのだから、映画が必ずそうある必要は全くないということになかなか気づけなかったのである。
テレビではなくスマホで、というのも重要で、私は集中力がないので、セリフや人の動きが少ないシーンについスマホを開いたりしてしまう。気づいたら置いていかれており、映画がただの暮らしのBGMになってしまい視聴を諦めてしまう。なので、スマホで見る。
3.字幕をつける
私が見た映画「BAD LANDS」はセリフが少し聞き取りづらく、それは監督の撮り方の癖だというレビューも見たし、訛りの強い大阪弁も一因である。この方言を正しく聞き取れないために字幕をつけることにしたのが正解であった。
私は文字を追うのはめちゃくちゃ得意なので、字幕付き視聴ととにかく相性が良かった。
字幕だとセリフの発言者が誰なのかまで表示されるので、これのおかげで「この人なんて名前だっけ?」「この人何した人だっけ?」「この人のあだ名が〇〇なんだっけ?」「この人名前の漢字はどういう表記なの?」などと本筋と関係ないことが気になって検索してネタバレを踏むという私あるあるを防げる。
別にネタバレを踏むのはいいんだけど検索したら他のことが気になってきて映画を見るのやめちゃうから、大切なことだ。
ちなみに、視覚から得られる情報は、聴覚の約100倍だそうだ。耳ってなんて頼りないんだ。
以上である。
ちなみにこの方法で完走できることに気づけた作品は「BAD LANDS」、コツに気づいて同じ視聴方法を試した作品は「HELL DOGS」でどちらも原田眞人監督作品のクライムサスペンスである。
特にBAD LANDSは面白かった。
面白すぎて見終わった瞬間にオカワリした。
原田監督の作品は、説明的な部分が少なく、見ながらストーリーの枠を捉えるのが少し難しかった。Netflixに数行乗ってるようなあらすじが冒頭から始まる訳では無く、むしろ物語が半分をすぎたあたりから急激に加速していく形なので、登場する全員がキーマンに見える。だからこそ複雑で何が始まっているのかを探りながら見る必要があり、「気になるから調べよう」より「まあとりあえず全部見るか」になり、集中力が上がった。この調子でしばらく原田眞人作品を見進めて行こうと思っている。「BADLANDS」は山田涼介、「HELL DOGS」は岡田准一、旧ジャニ×原田眞人監督で最後に残ったのは木村拓哉・二宮和也の「検察側の罪人」である。
今夜当たり見始めるのが楽しみだ。
作品も楽しみだし、コンプレックスですらあった映画鑑賞への苦手を工夫を凝らして楽しめるようになった事も嬉しい。
最後にBADLANDSとHELLDOGSへのリンクを貼っておく。一緒にクライムサスペンスを通して味わい深い日本の言葉と景色を味わおう!
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