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【上海帰省発見】麻雀アプリからみた中国のスマホゲーム市場|2021.12.12

この記事の作成担当:
株式会社テンタス ディレクター/PR 銭 韻雯(セン インブン)

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皆さん、こんにちは!こんばんは!

実家の上海に帰省中の銭(セン)です。

最近、家でお母さんがタブレットで麻雀/トランプゲームをやっているのをみて、急にギャンブル系ゲームに興味が湧いてきて、自分もやり始めました。かなり面白いコンテンツもありましたので、今日は中国の麻雀ゲームアプリからみた中国のスマホゲーム市場について、お話ししたいと思います。

中国のスマホゲーム市場

テレビでよく流れているCMやアプリストアのランキングなどを参考とすると、日本では放置系やバトル系ゲームが流行っていると思いますが、eSportsが流行っている中国はLeague of legendsをはじめ、中国国産のオンライン対戦ゲームもすごく流行っています。

ちなみに、毎年恒例のLeague of legendsの世界大会Worlds 2021で中国のEDGというチームが韓国の名チームDKの連覇を破れ、ようやく長年の訓練が報われ、チャンピオンになったことで、中国人のeSportsに対する情熱がますます燃えてきています。

そして、二次元ゲームというジャンルもありまして、ハリーポッター、ONE PIECE、陰陽師などの熱いIPを起用したゲームもかなり人気です。

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(中国ゲーム大手NetEase作、ワーナー・ブラザースと『ハリー・ポッター』IPのスマホゲーム『Harry Potter MAGIC AWAKENED(哈利波特:魔法觉醒)』)

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(Beijing Zhaoxiguangnian Information Technology Co.作『ONE PIECE』IPのスマホゲーム『航海王热血航线』)

かなり大金をかけて作ったゲームの中で、美術などあまりお金がかかってなさそうなギャンブル系ゲームのいくつかもtop20に入っています!

中国の麻雀ゲームアプリ

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(バスでトランプゲームに勤しむ母)

麻雀ゲームアプリを紹介する前に、中国でもっとも人気のある「闘地主」(ドウディージュー(中国語:斗地主))というトランプゲームを紹介しなければなりません。上がりの速さを競うタイプのトランプゲームで、3人の「農民」が1人の「地主」を叩くという意味で、「闘地主」という名前が付けられたそうです。

うちの母は麻雀で疲れたら、闘地主をやるというルーティンになっています。

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(バスで麻雀ゲームに勤しむ母)

なぜこのトランプゲームを紹介するかというと、中国の麻雀は各地のルールが違って、上海の人は上海麻雀、四川の人は四川麻雀、広東の人は広東麻雀、数えたことはないが、たぶん何十種類もあるでしょう。

しかし、「闘地主」のルールはどこでもほぼ同じです。

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なので、中国のギャンブル系ゲームは誰でもできる闘地主のコンテンツは必ず入っています。その上、何十種類の麻雀、ほかのシンプルなボードゲームも入ったりします。

地域・世代によって、麻雀アプリが異なる

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(上海人向けの「哈灵麻将」というギャンブル系アプリ)

詳しいアンケート調査はしたことはないが、うちの母がやっている麻雀アプリは「哈灵麻将」というアプリで、「哈灵」というのは上海方言ですごく良いという意味です。なので、このアプリは上海地域の人々に向けの麻雀アプリになります。

そして、最も面白いコンテンツは、ゲームをして10,000個の「元宝(げんぽう)」を獲得すれば、携帯の1ヶ月分の料金がもらえます。※中国の携帯は毎月チャージする形になっています。

この暇つぶしながらで獲得できる小さなお得が定年した方にとっては、かなり魅力的だと思います。

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(テンセント作「欢乐麻将全集」というギャンブル系アプリ)

四川の20代の友だちはテンセント作の「欢乐麻将全集」というギャンブル系アプリをやっています。画面だけでも分かると思いますが、かなり生き生きしており、コンテンツも多くなっています。

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ショップもあって、服装の変更、首輪、麻雀テーブルのデコなど、様々なコンテンツが入っており、明かに若者向けのギャンブル系ゲームですね。テンセントはさすが大手で、美術にもかなり手を込んでいる様子です。

そして、このアプリのデフォルトの麻雀ルールは四川麻雀になっており、最も激しいルールは「血流麻雀」で、パイがなくなるまで誰でも何回もあがりできます。さすが麻雀大国、四川!

ここで、皆様が離脱しても構いませんので、四川で現れた最強の雀荘をぜひご覧いただきたいです!中国語ですが・・・笑

若い人の中では日本の麻雀も熱い

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(中国動画サイトbilibili作「雀姫」という日本麻雀のみのアプリ。※最近は四川ルールも導入したらしい)

二次元、ギャンブルだけでもオタクたちがワクワクするギャンブル系アプリです。これをやっている友だちは「雀魂」というコンテンツもキーワードも「雀姫」似ているギャンブル系もやっているそうです。

詳しい見比べはこちらの方の記事でどうぞ!

最後に

いかがでしたでしょう?

eSports、IP、ギャンブル・・・もしかしたら、麻雀もいつかeSportsになるかもしれませんね。そして、ギャンブル系漫画で有名な福本伸行さんのIPも起用できたら、めちゃくちゃおもしろいことになりそうですね!

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