コロナ中の中国渡航でへとへとになった件|2021.11.12-2021.11.15
この記事の作成担当:
株式会社テンタス ディレクター/PR 銭 韻雯(セン インブン)
皆さん、こんにちは!こんばんは!
上海出身の銭(セン)です。上海の隔離ホテルでnoteを書いています。
中国の身分証明書が失効して2年、銀行口座、クレジッド、Wechatペイ、アリペイ、携帯、運転免許の更新・・・全て使えなくなリました。コロナでオンラインでも身分証明書の更新ができるようになったと聞きましたが、かなりめんどくさそうだったので、身分証明書の更新を兼ねて2年ぶりに帰省することにしました。
中国の厳しいコロナ対策でかなりへとへとになりまして、お財布も空っぽになって、今は14日間の強制隔離中です。そして、せっかくなので日本に戻るまでの生活を全てnoteで記録して下記のマガジンにまとめていきたいと思います。
本記事の最後にホテルの部屋紹介動画があります!見てねー!
1、航空券の手配
帰ろうと思ったのは今年の8月で、航空券を調べていたところ、かなり便数が限られていました。値段ももちろん、各航空会社によって違います。例えば、ANAは東京=上海往復で30万円、中国東方航空は17万円ぐらいでした・・・どれも普段の3倍以上の値段になっているようでした。もしかしたら、代行などで安く買えることもできたのかもしれませんが、17万円のを取りました。
2、中国渡航に必要な書類
中国渡航に必要な書類は国籍を問わず、下記の書類を飛行機に搭乗する前の48時間以内に取得しなければならないです。もちろん、外国籍の方はビザも必要ですので、中国入国制限でお調べください。
①抗体・抗原ダブル陰性証明書
②ワクチンパスポート
①と②を揃えた上で ③グリーン健康コードを申請する
日本の空港で④中国税関出入国健康申告
③グリーン健康コードというのは日本の空港で航空会社に提出するものです。健康コードがグリーンになった上で飛行機に搭乗することができます。
「グリーン健康コードの仕様」
また、各航空会社には健康コードの申請期限もありまして、 めんどくさいの極まりです!早いもので、日本出発前日の20時までに申請が必要です。
「健康コードの申請期限」
④中国税関出入国健康申告というのは中国に到着した後に中国入国の際に提出するものです。中国到着予定時刻の24時間前から申請可能となりますので、出発当日、日本の空港では指定のWeChatのミニプログラムかHPから航空座席番号を入力し、登録を済ませ、出発します。空港で申請案内がありますので、忘れずに!
登録完了後に表示されるQRコードはキャプチャして保存してください。到着した後に3、4回いろんな人に提出しまくったのです。
「中国税関出入国健康申告QRコード」
3、各書類の取得方法
①抗体・抗原ダブル陰性証明書
下記中国大使館指定のPCR検査機関で中国フォーマットに沿って、検査を受けなければなりません。要注意なのは、飛行機に搭乗する前の48時間以内に取得することと、取得した後に「健康コード」というものを申請しなければならないので、登場する前の2日前に検査を受けて、そして当日結果をもらえるクリニックをおすすめします。
私は自費で50,000万円もかかりました・・・33,000円だと思いましたが、中国フォーマットのせいで1万円も加算された上に消費税もかかりまして・・・そして、もらえるのはただの一枚の紙です。
「抗体・抗原ダブル陰性証明書の中国仕様」
②ワクチンパスポート
ワクチン接種したことのある方は各市町村の役所でパスポートとワクチン接種証明書(シールのやつ)を持って申請すれば、5分でもらえます。費用はかかりません。
また、ワクチン接種したことがないという選択肢もできますので、ワクチンパスポートの取得がめんどくさいと思う方は接種したことがないと選択してもよいでしょう。ただ、グリーンの健康コードの取得に影響するかどうかは分かりません。
「ワクチンパスポート仕様」
③グリーンの健康コード
①と②を取得した後に、指定のWeChatのミニプログラムかHPから健康コードの申請ができます。自分はダブル陰性でしたので、無事グリーンの健康コードを取得できましたが、一度かかったことのある方は別の手続きが必要らしいです。
WeChatのミニプログラムからの申請
WeChatで「防疫健康码国际版」をお調べください。
HPからの申請
https://hrhk.cs.mfa.gov.cn/H5/
4、渡航に先立つ準備
①Wechatアカウントの取得
上記のように、WeChatのミニプログラムがかなり活躍していますし、強制隔離の際に、ホテルに駐在する医療関係者とホテルの方とはWeChatグループで会話を取りますので、準備しておいたほうが楽です。
下記のようにやりとりをしています。翻訳の方もいらっしゃいます。
「WeChat画面のキャプチャ」
②海外ローミングの予約
中国に入国すると、QRコードをスキャンして個人情報を入力しなければならないことがありまして、空港のあやしいWi-Fiに頼らず、データローミングを使ったほうが速くて無難だと思います。
実際には、飛行機の左の席にいた中国駐在の日本人のおじさんが、成田空港で中国税関用のQRコードの申請がしていなくて、到着したらネットがなくてQRコードの申請ができなくて焦っていました。私がテザリングしてあげましたが・・また、飛行機の右の席にいた上海人のおじさんが、出発する前にiPhoneが自動アップデートしてしまい、到着したらネットがないので設定できなくて焦っていました。そして、私がテザリングしてあげました・・・笑
いずれにしても誰かに聞けば解決できると思いますが、アクシデントに備えて、海外ローミングを事前に予約しておいたほうが心強いと思います。自分はauを使っていますので、「世界データ定額」アプリで事前にデータローミングコースを予約することができます!
③中国のSIMカード
強制隔離が終わった後に、中国各地の健康コードも取得しなければなりません・・・こちらの多くはアリペイやWeChatのミニプログラムを通じて取得することを求められます。そして、取得する際にSMS認証を求められるため中国の携帯電話番号が必要となります。海外の電話番号は対応していません。
上海を例とすれば、下記のように赤だと「隔離必要」、黄だと「自粛必要」、緑だと「自由の行動ができる」と管理されています。健康コードの提出が不必要なところもあれば必ず提出する必要のあるところもありますので、中国の電話番号を持つことが必要となります。
「上海健康コード仕様」
④VPNの購入・設定
こちらも事前に準備しておきましょう!
また、最初はExpress VPNを使っていましが、無料試用期間中のせいか、全然繋がらなかったため、下記URLのVPNを使うことになりました。月額700円のコースを使っています。ただ、中国語しかないようで、設定などもちょっと複雑で、中国語堪能していない方にはおすすめしません。
最初からアカウントの登録が必要です。
http://wolun8.com/user
⑤14日間の強制隔離に必要な持ち物
電気ケトルとインスタント食料を持っていきましょう!
ホテルによっては、電気ケトルがすごく汚いのもありますので、コンパクトサイズの電気ケトルを持参することをおすすめします。また、食事は中華でなく本当の中国料理になりますので、口に合わない場合はインスタントで耐えましょう!
HDMIケーブルや運動グッズを持参するのもおすすめします!
中国のホテルはテレビがかなりデカいので(今泊まっているホテルのテレビは60インチぐらいあります)、ミラーリングできない場合はHDMIケーブルでテレビで映画などが楽しめますので、おすすめします!自分は持ってきていなくて残念がっています。
また、部屋のサイズはそれぞれだが、たぶん日本のホテルよりは自由に活動できますので、運動不足を解消するために、コンパクトサイズの運動グッズも持っていきましょう!
5、中国入国から14日間の強制隔離が開始まで
やっと成田に到着、無事飛行機に搭乗することができました!
乗客以外、全員防護服で大変そうです。乗客の中で防護服を着ている方もいらっしゃいました。正直、今年の夏までならこれぐらいの厳しさでも理解できますが、今頃になってちょっと大げさではないかと思うところもありました。ただ、一人一人の安全のためにやっていますので、理解しがたくても理解するしかありませんね。
機内食は個別包装で事前に座席にポケットに置いてあります。
着陸までずっと麻雀している方を盗撮しました。笑
中国入国するに先立って、早速PCR検査!
鼻と唾液、両方されます・・・脳みそが出るほど鼻がほじほじされましたので、びっくりしました。日本のPCR検査と全然違いますねって言い出したら、海外から戻ってきた人みんなそう言いますよって返されました。
入国して荷物を取って、また個人情報の登録をさせられ、下記のQRコードを取りました。本当にだるいです・・・年配の方は恐らく人生の中で一番携帯の使い方が鍛えられていると思います。笑
上記QRコードを取得してからやっと出られました。みんな大変ですね・・・
入国するまでは外国籍と中国籍のルートはちょっと違いますが、最終的には住居地の区に行きます。私は「长宁区(長寧区)」に行きます。日本人の方も結構いらっしゃいました。
「长宁区(長寧区)」の受付です。ここでホテル行きのバスを待ちます。ホテルもランダムで到着するまで分からないです。
ホテルに到着したら、荷物が消毒されます。なんかゴーストバスターズに見えるようになりつつあります。笑
今は夜涼しくなっていますが、夏の時はみんな死ぬよね・・・
ここからはようやく14日間の隔離生活が始まります!へとへとで当日の23時にはもう眠くて朝9時まで爆睡しました。はあー
6、隔離ホテルを動画で紹介します
私が泊まっているホテルは「长宁区(長寧区)」にある「嘉虹酒店」というホテルです。虹橋空港のすぐ隣で完全に隔離ホテルになっています。
以上です!いかがでしょうか?読むだけでも少し疲れたのでしょうか?笑
これからは食事やホテルを出てからの生活も記録していきたいと思いますので、ぜひフォローして見てねー!
また、航空券・手続き・ホテルなどの費用を合わせて、合計で約35万円はかかりまして・・・売り上げが上がれば年末のボーナスも期待できますので、ぜひ弊社に仕事をください!よろしくお願い致します!笑
質問のある方はコメントにてお願い致します!
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