テンタスの評価面談
この記事の作成担当:株式会社テンタス 小泉智洋
うちの評価面談の時に必ず言う言葉があります。
「最高評価のSSを取る気で臨んでね」
これは別に常に高い意識で仕事しろとか寝ずに頑張れみたいな話ではなく、評価面談を受けるときにはこんな気持ちで臨んでほしいということなのです。
これはどういったことかというと、、、
評価をされる側の視点
自分がサラリーマンだった時に何度も評価をされていたわけですが、部長が評価しその評価を人事部で最終評価をする一般的な評価基準から、上司部下同僚から評価を受ける360度サーベイなど様々な評価軸がありました。
360度サーベイでは360度全方位から「お酒の飲み方をどうにかした方がいい」と謎の評価をいただいていましたが、結局そこだけは治りませんでした。
さて、そんなサラリーマン時代に評価をされる際に私が気を付けていたことは【全力で自分に都合が良いように解釈】することでした。
もちろん出来ていないことを出来たということはできません。でも、自分が頑張ってきたことが実を結ばなかったとしてもそこには何か良いポイントが必ずあります。その良いポイントをあたかも期初に設定した最初の目標の延長線上にあったかのように考えるようにしていました。
こう書いてしまうとちょっと自分勝手にも見えてしまいますが、それから10年経って評価をする側になっても同じように考えています。
評価をする側の視点
評価をする方になってから評価面談って結構楽しみにしているのです。
メンバーには毎回伝えているのですが、評価シートの記入も評価アピールも給料を上げてもらうためのゲームだと思ってねと言っています。
1億円売り上げを上げることを目的にしたとしてもそこに至る道は様々ですし、今回のコロナのような外部要因で達成できないことも多くあると思います。
だからこそ自分が頑張ったことや達成できたアピールポイントを無理やりにでもひねり出してもらいたいんです。
1億円は達成できませんでした!すんません!
でもね、こんなことを頑張って、こんな成果でたでしょ?ってアピールしてもらいたいんです。
もちろんそれを全部受け入れるわけではないのですが、これはゲームなんです。カードを切らないと勝負に参加できないじゃないですか?自分の持っている一番良いカードを切ってもらいたいんです。
その結果ゲームに負けてしまう(給料があまり変わらない)こともあると思います、でも自分の頑張ったポイントを見つめ直すことで、次に何をすればいいかがより明確になると思っています。
「売上1億達成しませんでした来期は頑張ります。」
こんな評価面談は、評価をする側からするとなーーーんにも面白くないので、これを見ている皆さんが評価シートを記入するときには、是非盛り気味に書いてちょっと恥ずかしくなるくらいの自己アピールをしてもいいんじゃないでしょうか。
パフォーマンスとプロセス
パフォーマンスは数字で出すことができる具体的な達成基準です。
例えば「売り上げを1億円あげる」というのは明確なパフォーマンスの基準です。
対してプロセスは「毎日テレアポを100件する」といった、いわゆる頑張りの基準です。
新人の評価ウエイトはプロセスがメインになりますが、役職のグレードが上がるにつれてパフォーマンスだけを見るようになってきます。
でも、よく考えてみてください。
プロセスの先にパフォーマンスがあるだけなので、その二つって実は同じことなんです。
結果としてあまりパフォーマンスの出ないプロセスだったら、そのプロセスを見直せばいいんです。
そのためにもそのプロセスに対しての振り返りがとっても重要になります。
その振り返りは出来なかった理由を探そうとするとあまり効果的な振り返りは出来ません。
無理やりにでも行ったプロセスの中の良い点を探すことで、前向きなプロセスの振り返りが出来るようになり、そしてそれが次のプロセスの設定に生きてくると思っています。
ですので、是非みなさんは評価面談の際には全力でアピールしてみてください。
そのアピールするために、自分のプロセスを振り返って良い点を探してみてください。
絶対あるはずですよ?
だって頑張ったんですもん。
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