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心に残る大学の授業 「ディズニーランドという聖地 パート①」

 こんにちは、株式会社FULLCOMMISSIONの榎本悠人です。
 皆さんは、記憶に残る学校の授業は、ありますか? 僕も正直いえば、小学校 中学校 高校と記憶にのこる授業は、ほぼないのですが、大学には、いくつかの記憶に残る授業があります。僕の記憶に残る授業とその題材の本を紹介します。

 
 僕の専攻は、観光学という分野でした。どんな勉強をするのかというと、観光産業の歴史を振り返ったり、各国の観光政策を見たりします。ちなみに、現代の観光の始まりは、巡礼の旅に起源があります。詳しく、ざっというとこんな勉強です。こんな授業の中で、印象に残るのは、ディズニーランドとウォルト・ディズニーを扱う授業です。「どんな授業だよ」って思うと思います。この授業は、ディズニーランドのアトラクションを効率的に回る方法とかを取り扱う、昼のバライティ番組的なノリの授業ではなく、ウォルトの生涯からどのようにディズニーランドが生まれたのか?ディズニーランドの効果的な設計、アメリカ人に撮ってディズニーランドは、どのような場所なのか等を学びます。参考書もあり、能登路雅子さんが書いた、ディズニーランドという聖地という本です。今日は、その中で、印象的な部分をいくつか紹介します。ディズニーランドの種明かし的な部分も含みますので、「それがイヤだ」という方は、ここでストップする事をおすすめします。が、僕はこの本を読んでからも数回ディズニーランドに行きましたが、より楽しめる結果になりました。

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ウォルトの生い立ちとディズ二―ランド

 ウォルトは、ウォルトの父の仕事の関係で貧しい少年時代を過ごしました。小さい頃から、新聞配達や鉄道や駅での物売り等をし、生活費や学費を工面する日々だったそうです。つまり、ウォルトの人生において、少年時代というものの欠落がありました。そんなウォルトが、彼自身の少年時代を取り戻すための計画がディズニーランドでした。大人になった時に、子ども達を遊園地で遊ばせながら、ウォルト自身がベンチでピーナッツを食べている時に、大人も楽しめる遊園地を作ろうと閃いたそうです。ウォルトは、大人になっても子どものような趣味を楽しむ性格だったそうで、大人になっても鉄道模型であそんでいたというエピソードも残ります。ディズニーランドにいっては、「今日は子どもみたいに楽しもう」 なんて言って満喫している大人の皆さん、ウォルトの思うつぼですね、(笑)僕もその一人ですが、、

古き良きアメリカを再現する

 ディズニーランドの入り口近くのお店が沢山あるあの場所は、古き良きアメリカを表しています。古き良きアメリカの時代とは、1800年代前半の頃だそうで、アメリカに移民が多く流れ、アメリカ各地を開拓していた勢いのある時代です。蒸気船が開発され、アメリカ中西部も一気に開拓された時代の風景は、多くのアメリカ人に古い田舎の風景を浮かばせるそうです。そして古い田舎で過ごした、少年時代の想いでも多くのゲストに思い出させるのです。また、その時代の象徴である、蒸気船 汽車は、現代のディズニーランドにも生かされています。また、あのディズニーランドに浮かぶ蒸気船の名前は、そのころの風景を描いた物語 トムソーヤの冒険の作者の名前ををとり、マークテゥイン号と名づけられています。ディズニーランドのテーマの一つは、古き良きアメリカへのノスタルジアになっています。

 皆さんが何となく、いつも何となく楽しんでいるディズニーランドには、様々な仕掛けや印象的なウォルトの想いが隠れています。もう少し、書きますので、ぜひパート②も呼んでください!!

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