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『竜とそばかすの姫』(アニメ)

視聴環境:AMAZONプライムビデオ

【内容】
地味な地方都市の女子高生が、バーチャル空間上で世界的歌姫となるのだが…

※ネタバレします。

【感想】
公開当時、映画館で観たのですが、今見直すとバーチャルリアリティーの表現が結構リアリティーあるかもなあと…

生体情報に合わせて、自動生成させるアバター…今の生成AIによる画像生成サービスの進展を考えると近いうちにありえるかも…

歌に合わせてBGMが自動生成される(?)とか…これも生成AIだとありそう…


音楽が凄く良いし、主役の声優やっている中村佳穂の声が歌が凄く良いなあと…

ストーリーは色々とどうなるのかと思うところもあって、1本の映画としてはあんまり良いとは思わないのですが…

何で、悪者であるとされている竜に、主人公のベルが惹かれるのかがわからないし…身を挺してベルを助ける竜の行動もいきなりすぎて良くわからないし…

母親の死と主人公が歌が歌えなくなるとことに相関関係って、実はあんまりないのではとか…

(そこら辺を配慮して設定しないと、観ている方としてはいまいちついていけなくなるというか…)

主人公がベルであるというのを、唐突に片想いの男子から告げられるとか…

ラストの展開とか、見終わった後の納得のいかなさとか…

体制側の自警団的な存在が実際は悪であるとか、シングルファーザーである父親が一方的に虐待をする酷い人間であるといった設定とか…

大きな欠点あっても、凄く良いところがあるのって、バランスの良い平均点の作品よりも魅力的なのだなあと…

話し言葉の自然な肉声ぽさ…そして、その自然な会話からの歌への展開…その歌の魅力…

中村佳穂自体は、その後、アニメの主題歌や声優などはしていないみたいですね。

なんか勿体ないなあとか…


今回、声優調べ直していたら、著名な俳優などが沢山声優やっていたりしました。

あと、主人公の親友の声優さんあんまり上手くないなあと思ったら、YOASOBIのボーカルの幾田りらだったりして…


スマホでながら見していたのですが、映画館でIMAXで観た時に感じた映像の詰めの粗さとかが、スマホサイズならそれ程気にならなかったりもして、こうした感じで視聴するには良いなあと…


わりと現実世界の描写に関しては、細田守監督の『時をかける少女』ぽい感じのアニメになっているということを感じたりしました。


公開当時はあまり評判よくなかった印象あったのですが、調べ直したら興行収入的には50億円突破していたんですね。

今回調べてて初めて知ったのですが、地上波での初放映時は、安倍晋三元首相の銃撃事件のため、放映が中止になったりしてるんですね。

個人的には、ここんところの細田守作品はあまり乗り切れないのですが…

脚本を細田守一人で制作するようになった『バケモノの子』あたりから、個人的には明らかにストーリー展開的に無理があるところが散見されるようになったような…

明らかに設定やシナリオ上の欠点して、自分のような素人が気付くようなことはプロデューサーを始め、周りの人間は当然指摘しているはずで、なんでそこら辺の問題点が放置されたままになっているのかなあと…

※見出し画像は、生成AIで作成しました。

「竜とそばかすの姫」公式サイト (ryu-to-sobakasu-no-hime.jp)

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