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あきらめさせて のその後

いやあ、2020年は日本中、いや世界中?でいろいろ起こりそうな予感がする年ではあったけど、東京事変復活はうれしい。2020年スタートの瞬間にこのニュースとは、ハッピーニューイヤーだわほんと。

2012年に解散ツアー@横アリに参加しました。

東京事変についてはアルバム教育とシングルを押さえていたぐらいで、その他アルバム曲全曲を押さえていたわけではないもののこれはいかなくちゃと。音楽素人にもそう思わせる本当にかっこいい音のバンド。もともと林檎ちゃんは幸福論の頃から好きでシングルや有名なアルバムは追っていたけれど(中学受験合格祝いに買ってもらったCDは当時同時発売だったギブスに罪と罰)、ライブに行って、解散後にもっと曲を追いかけていくという。ちなみに確か自分が高1の頃に東京事変はスタートしました。群青日和のPVはほんっと印象強いですよね。土曜の夕方、駿台帰りにHMVに寄ってCDを物色し最近の音楽シーンをざっくり把握するのが恒例だったのですが、群青日和のPVが流れていたことを今でも覚えています。大学に入ったら、男の子達がカラオケでこの曲流しながら、この椎名林檎が可愛すぎるんだよとやたら言ってたな。あの頃の林檎ちゃんはすでに確たる地位を築いてきたけれど、まだ25歳というとっても若い女性だったことを今更知って、今の自分はゆうに当時の彼女の歳を追い越していて、椎名林檎という存在の凄まじさに恐ろしくなります。

復活ということで改めて解散時のメンバーのコメントを読み返していますが、復活確定した今、別の感覚で心震えますね。

我々が死んだら電源を入れて
君の再生装置で蘇らせてくれ
さらばだ!
(椎名林檎)
いつかまた、このタイムカプセルの扉が開かれる時が来ることを願って
(亀田誠治) 

また、亀田さんの

5人で空を鳴らした日々、最高値で駆け抜けた日々が、
今、終わろうとしています。

のコメントが個人的にぐっと来ます。

空が鳴っている

閃光少女

前者は人生の大事な思い出にリンクしていて、歌詞に毎度切なくさせられたり、後者は4年前にバンドでコピーしたり、生を駆け抜ける歌詞に励まされたり、いずれも思い入れある歌で、どちらも亀田さんが作曲された歌。歌詞を引用しながらの亀田さんのコメント。いいですね。(林檎ちゃんのみならず他メンバーも名曲を残していることがすごすぎる。。。林檎ちゃんが他の人が作った曲を歌ってるのも珍しいことだし、それだけメンバーを信用しているんだなあと。あつい。)

東京事変の解散直前にリリースされた 空が鳴っている の歌詞に出てくる以下のフレーズは胸がぎゅっと締め付けられるし、何度聞いても心に刺さります。

今なら僕らが世界一幸せに違いない
あぶない橋ならなおさらわたりたい
神さまお願いです、終わらせないで
今まで僕らは世界一幸せになる為に
どれほど加速して来たか分からない
神さまお願いです、あきらめさせて 

曲の最後のあきらめさせて、は最後の力を振り絞って叫ぶような歌い方。終わらせないで、と言いつつも最後にはあきらめさせて、と言って閏の年に去っていった5人。そして、8年の時を経て閏の年に復活!

単純にバンド復活に対する嬉しさってことだけでなく、あきらめさせてと言って終わったことも、また取り戻せることがある!取り戻したっていい!!過去の言葉に縛られない!というこの世の道理を感じて個人的に嬉しく思ってます。あきらめさせてと思いつつもあきらめられなかったこと、私にもあるけれど、あきらめずに生きようと。

終わりなんて勝手に決めつける必要はないな。

今の自分にとても響いたので、わたしも2020年、頑張ります!
まずは東京事変のライブ応募するぞーーー!!!!!

切り取ってよ、一瞬の光を
写真機は要らないわ
五感を持ってお出で
私は今しか知らない
貴方の今に閃きたい
今日現在がどんな昨日よりも好調よ
明日からそうは思えなくなったっていいの

#東京事変 #エッセイ #エッセー #日記 #2020年

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