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【40代のひとり言】桜の花の咲く頃に

今年の桜は例年になく開花が早い。地球温暖化の影響か、自然界は我々40代のおじさんが子供の頃とは明らかに異なる状況を呈している。

我々人間も自然界の一部であり、日々変化し、進化している訳で、我々を取り巻くビジネスの環境も明らかに変わってきた。

もはや転職は当たり前の時代であり、前職のメガバンクでも若手が当たり前のように転職サイトに登録している。そして、桜の花が咲くとともに転職を決め、桜の花が散る頃にはメガバンクを退職していくのだろう。

我が家の前に立派に立っている桜の木は、冬には葉も落ち、枯れ木のようになってしまうが、それでも、毎年必ず春の気配がし始める頃には蕾を宿し、花を咲かせる。

私自身、転職する前は、長年勤めてきたメガバンクを辞めることは長年育ててきた桜の木を切り倒してしまうようなものと思っていたけれど、決してそうではないことが今はよく分かる。

真面目に、誠実に仕事をしてきたのであれば、あなたの幹が倒れることはない。また違う職場で花を咲かせることができる。

地球環境もビジネスを取り巻く環境も大きく変わってきてはいるけれど、毎年必ず花を咲かせる桜の木を見ていると、世の中には普遍的なものもあるのだと思う。それは恐らく、私が私であろうとすることであり、あなたがあなたであろうとすることなのだと。

職場や環境はいくらでも変えていい。ただ、根っこにある私の幹を、あなたの幹を変えることはない。そうすればまた、必ず花を咲かせることができると思う。

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