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残業月100時間超のブラック企業を3社経験した私が「採用面接でブラック企業見抜く方法」を教えます。

転職活動をしていく上で絶対に避けなければならないのが、ブラック企業に転職してしまうことです。

私は過去7社経験しましたがそのうち3社で月の残業100時間超という労働時間ブラック企業を経験しました…。

■1社目 通信機器関連企業 営業職

朝7時から夜12時まで。月曜日から土曜まで出勤。数字が悪い週は日曜日も出勤。給料は20万円前半。

■2社目 ベンチャー企業

朝6時から夜12時まで。こちらも月曜日から土曜まで出勤が通常。数字が悪い週は日曜日も出勤することもあり、最長6ヶ月間休みなし、という期間もあった。

■3社目 インターネット広告関連企業

朝8時から夜12時まで。こちらは幸い土日は休みでした。

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なんとか命に別状はなく生きていますが、あの当時はまともに思考することもできないくらい心身ともに疲れ果て仕事を辞める、ということ自体感が偉得ませんでしたt。

一度ブラック企業に就職してしまうと、焦ってまたブラック企業に転職する、という負のスパイラルに巻き込まれてしまうのです。

このnoteでは、私が実際にブラック企業での経験を元に、採用面接でブラック企業を見抜く方法を紹介します。

ブラック企業の採用面接にはわかりやすい特徴がいくつかあります。

応募前に見抜けなくても、実際に会社に訪問して採用面接を受けているときに下記のチェックポイントで特徴を見つけたらブラック企業の可能性かなりアリだと思って間違い無いでしょう。

・面接官の態度
・面接で質問した時の答え方
・内定の出し方
・社内の様子

面接官の態度からブラック企業を見抜く

ブラック企業の採用面接では面接官の態度が、簡単に言うと、悪いです。

・「社員を使い捨てにする」典型的な社風
・社員教育がなっていない

という要素が如実に面接官の態度に現れています。

まずブラック企業では、面接官の態度が高圧的で「採用してあげる」感に満ち満ちています。

普通の会社なら「今回の求人に興味を持っていただいてありがとうございます」と誠意を持って応募者に対応します。

面接して仮に不採用になっても、顧客としてのお付き合いをすることになる可能性がありますしね。

「なんで転職するの?」「うちでいくら稼ぎたいの?」などと失礼な質問の仕方をしてくる。

それなのに、こちらの答えをろくに聞いていない。

こんな面接官が出てきたら、ブラック企業アラートが出たという感じです。

さらには面接官が遅刻してきて謝りもしない、というケースもあります。面接中に面接官がPC・スマホを見てはメールを返信しているなんて信じられないことも起こります。

採用面接中にこんなことがあれば、社員が面接の時間を調整することもできず、面接中に返信しなければならないほど異常な仕事の量を抱えている、かなりブラックな企業確定です。

面接の際に質問してブラック企業を見抜く方法

採用面接の時に、面接官に質問をして見抜く方法もあります。

質問は「離職率」「残業」「休暇制度」の3つで大体わかります。

基本的に、これら3つの質問をすると、ブラック企業の面接官は不機嫌になったり、きちんと答えなかったりします。

まず離職率についてですが、採用担当者が知らないわけはありません。

はっきりと答えないのは、離職率が高すぎて言えないからです。

普通の会社なら、離職率が高くても辞めて起業する人が多いなどと理由をきちんと説明してくれます。

次に、残業についてです。

普通の会社なら、「3月後半は決算業務で残業が多い」というように、残業の多い時期などを説明してくれます。

ブラック企業は通年労働基準法違反の残業を社員にさせているので、本当のことを答えてくれません。

休暇制度についても同じです。

普通の会社なら「お盆の時期は休暇希望者が多いので、所属部署の中で休暇のやりくりをしなければならない」などと実際の状況を教えてくれます。

しかし、ブラック企業では社員は休暇を取れないので、きちんとした答えは期待できません。

以上3つの質問をしてもまだ心配なら、ダメ押しで「女性社員の割合」を聞いてみるといいです。

一般的な業種の会社で、女性社員の割合が極端に少ないのは要注意です。

「女性が出産や子育てを経てキャリアを積めない」イコール「長く働くメリットがない」ブラック企業と考えて良いでしょう。


内定の出し方でブラック企業を見抜く

社員使い捨てのブラック企業は常に人手不足なので、採用面接が簡単に終わってすぐに内定が出ます。

20分くらいの一次面接の後すぐに「次は役員面接です。」と簡単に最終面接に進むのは要注意です。

もちろん従業員数が少ない会社では2回くらいの面接で内定がでるところがあります。

でも、一次面接から最終面接までアッサリ進んで、すぐに内定が出てしまうのは警戒すべきです。

私が面接を受けた会社の中には、一次面接で社長が出てきて「君、採用。いつから来れる?」なんて聞いてきたところもありました。


社内オフィス見学からブラック企業見抜く方法

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ブラック企業は、実際そこで働いている人たちの様子を見ればかなりの確率で見抜くことができます。(この方法が一番確実です。)

一次面接が良い雰囲気で終わっていれば社内オフィス見学OKのはずなので、お願いしてみてください。

社員を薄給で雇って使い捨てるブラック企業のオフィスなら以下のような特徴が見つかります。

・社員が疲れ切っていて不機嫌
・シワだらけのスーツ、汚れて磨り減った靴など社員の服装がヤバイ
・オフィスの清掃が明らかにされていなくて不潔
・社員同士がギスギスした雰囲気

とくに慢性的に残業月100時間超えると社員の表情に覇気がなくなります。またブラック企業は給料安いので、スーツを買い替えたりクリーニングに出すこともできず、しわくちゃだったり汚れています。また靴も安物を長期間使い続けているので足元に顕著に現れます。

また、ブラック企業の場合、はっきりとした理由なく見学を断られるかもしれません。

その場合、オフィスが社外の人間には見せられないような状況になっている可能性大ですね。

採用面接でブラック企業を見抜いて転職活動の失敗を絶対に避けよう


採用面接でブラック企業を見抜くのはそんなに難しくありません。

・面接官の態度
・面接で質問した時の答え方
・内定の出し方
・社内の様子

これら4つのチェックポイントをしっかり確認すれば、ブラック企業に転職することを防げます。

ブラック企業も長時間労働だけでなはなくいろんなタイプがありますのでこちらの記事もぜひ参考にしてください。


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