マガジンのカバー画像

私学を分析する視点とその理由

12
私学を外部情報から分析する際にどういうところに気をつけているのか、私なりの視点をご紹介しています。
運営しているクリエイター

#採用

私学を分析する視点とその理由(教科教育編)

このコーナーも第5回となりました。 マガジンはこちらから。 いよいよ教科の中身について考察していきたいと思います。 1.コース設定や文理分けなどを確認今までブログにて分析してきた学校は2校ありますが、それぞれわかりやすいので振り返ってみたいと思います。 まずは神奈川県の浅野中学校・高等学校から。 中学1年生と中学2年生では6クラスが均等にクラス分けされるそうですが、中学3年生と高校1年生では英数クラス(学力上位者)を設置しています。 英数クラス以外の5クラスは均等

私学を分析する視点とその理由(部活動編)

第4回の更新です。 マガジンはこちらから。 本日は賛否両論ありそうですが、部活動について見ていきたいと思います。 1.部活動の種類と数当たり前なのですが、これは必ずチェックしましょう。 種類と数に対して、学校規模が適正なのかどうか、教員の数は十分かどうかというのは1つの検討材料です。 かつて自分が勤務していた学校では、部活動の数に対して教員の数が少なくて大変そうだったこともあります(当時私は非常勤講師)。 どうしても魅力発信のために、部活動の種類を増やしがちな私学

私学を分析する視点とその理由(施設・設備編)

私学を分析する視点シリーズの第3回。 前回の記事はこちらになります。 本日は「施設・設備編」になります。 施設・設備面について何を気にしているのか、そんなものの見方もあるのかという観点のご紹介になればと思っております(もちろんあくまで一面であることにはご注意ください)。 具体的に、徹底的に分析している記事は現時点では以下の2校になります。 それでは具体的に内容のほうに入っていきたいと思います。 1.学校の施設・設備の種類と数(屋外施

私学を分析する視点とその理由(学校行事編)

さて、本日はブログ紹介というわけではありませんが、どこまで私が下調べを行うのか、何を考えながら学校ホームページを見ているのかという視点について語る回の第2回です。 学校研究関係の記事は、大きいものはやはり月に1本がちょっと限界かな、と思ったりしています。 さて、前回のnote記事では、主に学校の沿革や創立者の意思というようなものを取り上げました。 今回は学校行事に焦点をあてていきます。 1.学校行事の種類と数いつ頃、どれくらいの力の入れ方で、どのような行事に取り組んで

私学を分析する視点とその理由(学校風土編)

さて、先日は埼玉県にある狭山ヶ丘高等学校・付属中学校について調べた記事をアップしました。 自分個人が考えていることはいろいろありますが、必ずしも全て他の人にあてはまるわけではないと思っています。 部活の指導をガンガンやりたい人。 教科指導に力を入れたい人。 トップレベルの生徒にとにかく学問的な指導をしたい人。 求めるものは人それぞれだと思うからです。 なので、あえて自分がどう感じているのかは発信しないようにしています(無用な批判や混乱を避けるためにもですが)。