見出し画像

読書感想文から小論文を学ぶ⁉(その2)

夏休みの宿題の定番、「読書感想文」と言うと、あまり良い思い出がないという方も多いでしょう。ムダな課題なんじゃないか? という意見もよく聞きます。

しかし、書く目的を明確にした上で課題に取り組むことで小論文を書く練習にもなるのです。今回は、読書感想文と小論文の似ているところと違いについて説明していきます。

1.自分の考えを書く
 読書感想文は、読書体験から生まれた自分の感想や考えを述べる文章で す。本を読んだ感想だけでなく、読書体験によって生まれた自分の考えを書くことが求められています。一方で小論文はテーマに対して自分の意見を主張し、論理的に相手を説得する文章です。本の内容を踏まえて自分の考えを書く点では似ています。

2.文章の構成
 読書感想文は読書体験から生まれた自分の考えを書くことが重要であり、序論→本論→結論の3部構成で展開されます。一方で小論文は論理的な構成に基づいてテーマに沿った文章を仕上げることが求められ、応答→根拠→提案・抱負という「自由記述型」の構成で展開することができます。つまり、「型」を使った構成で書くとわかりやすくなるという点は似ています。

3.指定された字数で書く
 読書感想文と小論文は指定された文字数の中で自分の意見を表現する点でも似ています。指定された文字数で自分の考えを相手に伝えるためには、まず「自分の考えをまとめ」、次に「文章の構成を考える」ことが重要になります。

ここまで読書感想文と小論文の似ているところと違うところについて説明してきました。読書感想文を書く際には、感想を書くだけにとどまらず、本の選び方や読書体験から生まれた考えを大切にし、自分の意見を表現する力を養いましょう。

次回はさらに小論文を意識した読書感想文の書き方について説明します。

夏休みに本を読もう。

と思っても、何を読めば良いのか悩んでいる方も多いかと思います。
そのようなあなたにおすすめなのが、文章添削士協会考案のメルマガ教材「ポルタ(Porta)」です。

文章作成のプロである文章添削士が厳選した文章が毎日少しずつ送られてきます。あらゆるジャンルにわたる論理的な内容の本を掲載しているので、未知の分野にも触れることができます。そして、年間52本の書籍と出会うことができることため、あなたが持つ知識の「引き出し」が増え、柔軟な発想を育む手助けになることでしょう。

また、「ポルタ(Porta)」は月曜日から土曜日まで教材がメールで届きます。さらに毎日課題(お題)が出ます。視写するだけでなく、課題に挑戦することで自然に文章力を高めることができるように設計されています。

まずは下記のリンクから無料サンプルを購読してみてください!

また、文章添削士に添削やリライトなど依頼したい!という方は下記リンクからクリックをお願いします!


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?