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14歳でイギリスに単身留学したら色々あったよ☆というお話 第4話

(第3話はこちら)

深い森の中の村落....

たどり着いたその街の様な学校、場所はReadingというロンドンから山越え谷越え80Kmくらい?西にいった所にある州。UKの音楽フェスでも1.2の知名度を誇るReading Festivalで有名なあのReadingです。

最初たどり着いたときの事は正直あんまり覚えていませんが、とりあえず寮に到着して

(あーここが寮ね、学校はここから近所にあるのね)と思ったのは何となく覚えているのですが


近所というか、、


どう表現していいのかわかりませんが、学校=街なのです。寮があって、普通の公道はさんでまた別の寮があり、教室があり、グラウンドがあり、売店があり、、、、、公道なので普通の人も車もいっぱい通るし、学校備え付けの郵便局は一般の人と兼用でした。

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(実際の学校の航空写真)

わかっているだけでこれ全部敷地。もしかしたらもうちょい広いかも。日本の大学に近いっちゃあ近いんですが、それよりも規模が数倍にでかく、結局卒業まで、どこからどこまでが学校の敷地だかわかりませんでした。


写真見ればわかりますが、大きな森の村落の様なロケーション。とはいえ、約半年に渡るど田舎生活を経験していたのでむしろ売店もあるし都会だな!と、おかしな感覚になっておりました。

調べてみたら、学校のHPがだいぶ新しくなっており私が過ごした寮のプロモーション動画みたいなのが出来てました。昔はこんなのなかったのに。。。。。これ見てもらえるとイメージつきやすいと思います。


初めての7人部屋

簡単な入学式も終わり、部屋に案内されました。

はい、きた、7人部屋!!

日本の◯務所の様な全寮制でも4人部屋だったので、7人部屋のいわゆるドミトリーは初でした。

いいイメージ写真がなかったのですが、簡単に説明するとおおーきな1部屋についたてをいっぱい置き、7人分のパーソナルスペースを作った感じ。

各々のスペースにはシングルベッド、勉強机、ロッカー、簡単なクローゼット、そしてtuck boxと言われる日本じゃあまり聞きなじみの無い、大型貴重品入れみたいなもの。

(寮生活ではこれがマストアイテム。)

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そのパーソナルスペースですが、壁で仕切ってるだけなのでもちろんドアは無く、屋根も無い。ちょっとベッドに登って上から部屋中を見渡せば誰がなにしてるか一目瞭然な作り。昨今、プライバシー云々は厳しくなってきておりますが

プライバシーのかけらもありゃしない生活環境でした。


同じ部屋の住人

説明遅くなりましたが、この学校は多くの留学生を受け入れているとはいえ学校の大半の生徒は現地イギリス人。日本人もいなくはなかったのですが、私がいたこの寮では1〜2人で、同学年ではいませんでした。

その最初の7人部屋では、確か日本人一名(私)、ロシア人一名、スペイン人一人、その他イギリス人だったかと思う。


ここでマメ知識なのですが・・・

学校もさらしておいてなんなんですが、まあイギリスの全寮制学校なんて基本裕福な家庭の子達が集まります。学費も、寮の生活費を差し引いたとしても通常よりも高く、立派な家庭の子達が集まります。



だからこそタチが悪いんだ、と。

正直、これに関しては日本はまだましな方なんじゃないかと思うのですが、イギリス始めEUやアジア各国の裕福なご家庭から親離れホヤホヤな子供達な訳であって、まあーーーーーみんなくそわがままですよ。

海外で暮らした事のある方はわかると思いますが、日本人の特徴でもある(おもいやり)の精神というのは、世界的に見ると結構特異なものであり他の国の人はそれよりも我を通す事がファーストチョイスなわけで。

(なので、国際社会にでるとそのおもいやりがウリになったりするのですが)

子供であればなおさらです。


よく言うとヤンチャ、悪く言うとクソガキのみが集まっていました。そんなやつらにややデリケートな問題である人種差別なんで関係ない。

入学したての最初の方に、アジア人であるだけでまあーーーここでも書けないくらいのdisりはいっぱいありました。まあ、でも当たり前ですよね。このkidsたちにとっては、ここが自分たちの国で、自分が一番な訳ですからw



やっとクリアした留学のファーストステップ、語学学校半年間を経てまだまだ全然喋りも読み書きもおぼつかない英語力をぶら下げ、完全アウェーで倫理も人道も通じない、この閉鎖された環境で

自分の(アイデンティティー)を掛けた戦いが始まりました。。。。


次回、(無くなる私物)に続く

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