見出し画像

緑内障や萎縮性黄斑変性症の鍼治療


困った時に鍼治療ですか?それお止めなさい!

最近は無いですが、主治医の態度がハッキリしないのでがん治療お願いします、こんな電話がありました。

態度が悪いのはどの世界にもいることですし、がん治療についてはまだまだ決定打というものもないでしょうし、むしろ主治医の態度が自信たっぷりな方が怪しいですよね。

今日は目の難病の話です。

失明する危険があり治療法がない、緑内障と萎縮性加齢黄斑変性症の鍼治療のお話です。

1,緑内障と白内障

白内障は目が白く濁ることで視界が悪くなるものです。これは手術の進歩で眼内レンズを入れれば解決します。

問題は緑内障の方です。以前は緑内障を患うと眼圧が上昇し、網膜が圧迫されて失明に至ると説明されていました。

眼圧を下げれば問題は解決すると思われていましたが、実はそうではなく治療困難な難病に入るようです。

眼科の検診では「緑内障のけがあります。将来緑内障の恐れがあります」などと言われませんか。

早期発見早期治療の勧めという事でしょう。

なぜ同じ目のことなのに対処が異なるのでしょう。

20年前の開業当時では全く分かりませんでした。

現在ならこれが原因であって、この鍼治療を行えば治る(可能性がある、控えめに言って)ということが出来ます。

2,加齢黄斑症になりました

加齢黄斑症をご存知でしょうか?

歳をとると網膜の中心、像や景色が映るところが侵されて、歪んで見えるようになる病気のことです。

この病気の失明率は9.5パーセントです。

ただし加齢黄斑変性症には2つの形があります。

1つは網膜が縮んで起こる「萎縮性」と、糖尿病などが原因で新しい血管が出来て破れたりして起こる「滲出性」のものがあります。

滲出性のものは手術や注射などの治療法があるため、失明率は高くありません。

問題は「萎縮性」のものです。

「治療法はありません」と私は言われてしまいました。

私の「萎縮性加齢黄斑変性症治療」記を紹介いたします。

3,加齢黄斑変性症の鍼治療

紀元前256年前に書かれた「黄帝内経」には、頭を通る気の流れとツボが描かれています。

しかし当時脳というものはどの様な働きを持った臓器とは分かりませんでした。

したがってそのツボに鍼を刺して得られる効果は、目の疾患 耳の病気 身体の病気を治すものでした。

現在において脳神経が侵されて発症する、認知症 パーキンソン病 うつ病などの精神疾患 を治せるツボとしてあったわけではありません。

フランス人医師ポールノジェ博士は耳鍼の創始者ですが、彼は脳神経のツボと意識して発見しています。

脳神経のツボと認識しているのは寡聞にして知りません。

頭皮針として、山元敏勝博士が発明された「山元式新頭針療法」は、脳神経の1つ1つを治療するツボとして描かれてはいません。

身体の疾患や障害を治すために頭皮のツボを生かすものです。

中国式頭皮鍼「朱氏頭皮針」は、ツボよりゾーンとして頭皮を使います。さらにその効果は気の力に左右されると聞きました。

「神経免疫学革命」ミハル・シュワルツ アナット・ロンドン著 早川書房刊 を何度も読み返しました。

12年前脳溢血を発症し運動麻痺は少なかったのですが、完全復活には至らなかったようです。

左網膜の1か所が時々働くなり、気が付いた時に温灸で対処していました。

1昨年脳梗塞を発症しました。

翌年目の状態が良くなく眼科受診しました。

眼底写真を撮影してもらうと、網膜の1部が黒く萎縮しているところが見えました。

黄斑変性症でした。

「治す方法ありますか?」

「ありません」と即決で言われました。

じゃあ自分で治すしかありません。

手の中にある目のツボを精査し、フェーズⅠ~Ⅲまで見つけ、鍼の本数を治療ごとに診断して治療しました。

最初の頃は鍼を抜いた後から黒い血が出たので、目の血行が悪かったことが分かりました。

難解か治療の後上記の本を読んでいると、脳神経疾患や目の疾患は脳の免疫度と関係することを知りました。

緑内障などが免疫と関係するとは知っていましたが、「脳の免疫」と理解することまでは至りませんでした。

脳の免疫は脈絡叢から排出される「脳脊髄液」と関係することが本を読んでわかりました。

彼らはその調整法は見いだせていないようです。

そんなもの簡単じゃん!

手のひら先生の高麗手指鍼療法では、すでに脈絡叢に関係するツボは発見済みです。

それもフェーズⅠ~Ⅲまで用意しています。

目の免疫をあげ網膜への血流改善治療を始めました。

検査表とか厳密なものはありません。

垂れ下がっている蛍光灯の紐、引き戸の枠組み2センチの縦横 エアコンの空気穴の横に走る10本の筋 などを毎日見ています。

両眼で見るには一切問題はありません。

左目だけを検査すると、以前に比べところどころ歪む凹む程度は少なくなりました。

テレビの中に移る平行線は以前に比べると、明らかに歪まなくなりました。

もっと早く改善してほしいとは思います。

週に1,2回の治療ですので回復も遅いのでしょうか?毎日治療するには鍼が多くて痛いのでついサボってしまいます。

徐々に良くなっているので先は楽観していますが、より効果的なツボが無いかとあたま絞っています。まだまだ研究です。

目の難病治療経過報告でした。

人間にはまだまだ研究すれば自分で治す方法が埋まっているはずです。

サポート頂いたら最先端の医学雑誌と、最先端の進化論本を購入し難病治療研究に役立てる予定です。