営業スタイル

noteを更新しなければという呪縛から解放されて1ヶ月。

特に明確な理由があったわけでもなくnoteの呪縛から解放されて、その分の時間を自分のために使えているような、ただ怠惰する時間が伸びただけのような。

まあ、その時々で自分にとって一番良い生活スタイルを模索するのが人生だと思うので、これが今の自分にとってちょうど良い状態なのだろう。



多少の部署異動こそあれど今も変わらず営業職。

今日も明日も求人広告をお客様に売っています。

これまでずっとガッツリバイオの研究開発職をしていた自分が、こうやって求人広告の営業を始めて早5ヶ月。

5ヶ月も働いていると色々と見えてくるものがある。

まず1つに、営業職というものは素晴らしい。そして難しい。

これまでは研究や開発をしてきて、去年1年だけはちょっと特殊で、YCAという学校でエンタメの制作や創作をやってきた。

これらは全部、おもろいものやすごいもの作ればいいんだろ、という「作る力」さえあれば全員を黙らせることができる、極論自分一人の力でも全てやれてしまう世界線だった。

それが営業職になるとどうか。まず、そもそも自分たちは何も作っていない。すなわち生み出していない。己は何一つ価値を生み出してはおらず、他の人が作り出した価値ある物を誰かに届けることのみをする仕事となる。

最初から価値あるものなんてこの世の中には1つもなくて、しっかりとお客様の元に届けて、使ってもらって、そして使い続けてもらって初めて、物には価値が生まれる。その意味では営業職も広い意味で価値を生み出してはいる。

とはいえ、やはり何も創り出してはいないという違和感は決して小さくはない。

営業職を選んだのには明確な理由があったとはいえ、物作りをしたいと思っている自分にとって、その違和感はずっと無視できる物でもない。

そんなことを少し思っていたが、最近は少し自分なりの営業スタンスというものを見つけ出し、おかげで楽しくもなってきた。

「原稿にこだわる」これだ。これが僕の基本スタンスだ。

これは自分が求人広告営業の仕事を選んだ大きな大きな理由の1つでもある。

文章、写真やキャッチコピー、情報伝達の流れ、ターゲットの明確化とターゲットに刺さる情報や言葉の選択、それら全てを応募や面接に至るまできちんとデザインした上で、広告作りを楽しむ。そしてこだわる。そして人々をあっと驚かせる。

自社の売り上げや社数、作業効率はやっぱり大切だけど、僕はそれよりもマジで価値でお返しすることを大切にする。

求人、すなわち採用活動なんてものは大なり小なり水物でもあるので、適当にやっても上手くいく時は上手くいくし、どれだけ本気でやっても上手くいかない時は上手くいかない。

でも、上手くいく確率を極限まで高めることはできる。だから、ほんの0.1%でも上手くいく確率を高めにいく。そして、その姿勢をちゃんとお客様が誠意として感じ取ってくれるまで本気でお客様にぶつかる。心と心でぶつかる。仕事と仕事でぶつかる。個性と個性でぶつかる。

ビジネスライクな上っ面のやりとりなんていらない。本気の愛情と熱意とこだわりで原稿を作成する。原稿を通じてハートを通わせる。原稿作成のためにお客様からお客様の会社の魅力を徹底的に引き出す。お客様から聞くだけでなく、実際に足を運んで生の空気感をちゃんと肌で感じ取る。その感じ取ったことを原稿で表現する。己の自己満足やエゴイズムで表現するのではなく、ちゃんと正しく求職者、特にターゲットとするような求職者に刺さる形で表現をする。

こっちは求人のプロ、そして自分が今勤めている会社の誰よりも求人原稿のロジックとイロハを熟知している圧倒的原稿のプロだという自負の元に営業活動に励む。そして、これは良い原稿だとお客様を納得させ、感動させ、制作の過程も全てひっくるめて人として信頼を獲得する。これこそが自分の基本スタンスであると認識し始めてから営業活動がかなり楽しくはなった。

これからもこのスタンスは続けていきたい。




いざ書き出してみると、noteを書いていなかった1ヶ月、そしてこの5ヶ月の間にいろんなことが頭の中・心の中に溜まっていたのを感じる。

感じたことはちゃんと文字に起こして残しておかないと損なので、今後も少しずつ書いていこう。

仕事や世の中というものに対する認識が変わったこと。
自分なりの営業スタイルを見つけても実践するのは簡単なことではないこと。
求人とは何か。
良い求人原稿とは何か。
採用戦略とは何か。
採用は応募者のハードルを下げれば良いというものではないこと。ある程度のターゲットの明確化とそのうえでのターゲットの方が応募しやすくなるような設計。
頻繁に使えるわけではない、型に縛られない求人広告という戦略とその成功事例。
人は人との関わり合いの中で生きていて、好きとか嫌いとか関係なくチームで動くということ。
これからの自分のキャリアや、夢、人生に対して。
自分のキャラクターや能力をこれまでよりも深く認識したこと。
自分のみの強さを認識したこと。
たくさんの素敵な仲間に恵まれたこと。
久々にガッツリな友達に恵まれたこと。
ヒロアカにどハマりしたこと。
、、、、、などなど。なんかその他にも色々と書きたいことがある。

しばらく書くのをやめていたからこそ、書きたいという気持ちが強まった。

気持ちや思考を圧力鍋で蓋して煮込んでいたような感じだ。書きたいという気持ちの圧が良い感じに高まって、良い感じのシチューみたいになっているのを感じる。

またちょいちょい書いていこう。

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