見出し画像

質問066:世の中には、テクニック解説のいろんな情報があり、一体何を信じればいいのかと思ってしまう

世の中には、テクニック解説のいろんな情報があります。
(個人情報が含まれるため、中略)
テニス雑誌でも、コーチによって言っていることが違うことがあるし、ある号で書かれていることが、別の号ではまったく逆のことが書かれていたりします。
一体何を信じればいいのかと思ってしまいます。

回答
テニス雑誌の言い分は、「テクニック解説のいろんな情報を紹介しますので、そのなかから皆さんに合うものを取り入れてみてください」というスタンスなのだろうと思います。
 
だから雑誌(いろんなことが載っている本)なのですね。
 
だけど私は、テニスが上達するためには、「テクニック解説のいろんな情報」なんて、必要ないと思っています。
 
それが雑誌で紹介されている「フォーム指導」のような内容なら、なおさら
 
何も考えずにボールを打っていれば、勝手に体は自修します。
 
『インナーテニス』が唱える「自然上達」とは、このことでしょう。
 
そして実はこれが、「ジュニアプレーヤーのやり方」です。
 
そのやり方は、私たち大人も(ひと手間を加えれば)マネできます。
 
そしてその上達スピードと、上達の伸びしろは、世の中に溢れる「テクニック解説のいろんな情報」などとは比較にならないくらい、驚異的といえるものなのです。
 
今回は、ジュニアプレーヤーが速く、高いレベルへ到達する理由を解説
 
それを大人プレーヤーへ流用する取り組みまでをご紹介します。
 
スポーツの能力を伸ばすには、一般的には「時期」が大切と言われます。
 
出展によって多少、年齢は前後するようですけれども、9~12歳ごろの「ゴールデンエイジ」をメインに、その前の5~8歳の「プレ・ゴールデンエイジ」、さらにはメインの後に迎える13~15歳ごろの「ポスト・ゴールデンエイジ」などと区別されているようです。
 
各年代に応じて、神経系や身体能力の発達が最大化しやすいというのが、「時期が大切」と言われるゆえん。
 
彼ら・彼女たちは、フォームとか打ち方とか、あるいは集中するとかいう意識すらなく、勝手に上達していきます。
 
しかし大人の場合、そうはいきません。
 
何も考えずにボールを打っていれば勝手に上達するなら、「苦労はないだろう」というスタンスです。
 
この違いは、一体何か?
 
ゴールデンエイジに「匹敵する理由」が、実はあるのです。
 
それが証拠に、大人になってからテニスを始めた人でも、スピードとしてすぐに上達する人、伸びしろとしてとても上達する人もいれば、10年経っても、全然上達しない人もいるじゃないですか。
 
上達しない大人はなぜそうなるかというと、これまでの経験から培ってきた誤った情報(により形成されたイメージ)をもとに、プレーしているからなのですね。
 
逆にジュニアプレーヤーはこれらの影響がまだ少ないために、短期間で上達するわけです。
 
ですから「情報が必要」というのであれば、大人プレーヤーが先入観として持っている、「誤った情報を打ち消すための情報」となります。
 
本来ならば、ジュニアプレーヤーには必要ないひと手間を、大人プレーヤーにはかけてやる必要がある。
 
こうなったとき、テニスゼロはお役立ていただけます。
 
あえて、インパクトのある言葉で伝えます。
 
私がやっているのは、「フォーム教」からの「脱洗脳」

「洗脳」するのは、簡単なんです。
 
難しいのは、「脱洗脳」
 
信じさせるのは、簡単なんです。
 
信じていたものを、信じなくさせるほうが難しい。
 
何かを、始めるのは簡単だけど、辞めるのは難しいのと似ています。
 
だから、会社を辞めたくても、辞めると言えずに、病んでしまう人もいるほどです。
 
結婚するのは簡単だけど、離婚するのは数十倍、難しいのと同じです。
 
信じていたパートナーを、信じなくさせるほうが難しいのではないでしょうか?
 
情報量が増えるからです。

「退職したら引き継ぎはどうしよう?」
 
「同僚に迷惑をかけるんじゃないか?」
 
「結婚生活では、あんな素敵な思い出もあったのに……」
 
「DVの側面も確かにあるけれど、お金はちゃんと入れてくれるし……」
 
情報が増えれば増えるほど、辞められなくなる(脱洗脳できなくなる)のです。
 
ジュニアプレーヤーの上達について説明を加えると、まだ、洗脳されていない。
 
というよりも、彼ら・彼女らは、揶揄する他意はなく、まだ「考える」能力が、そこまで育まれていないのです。
 
「上手く打つにはテイクバックをコンパクトに」
 
「打点は体の前に取ることが肝心だ」
 
コーチに口酸っぱく指導されても、ボールを追いかけているうちにすぐに忘れてしまい、そんな情報まで考えが及ばない
 
ですからトレードオフの関係により、五感が鋭く機能するため、自然と体で覚えるテニスが実現するのです。
 
私がやっているのは、誤解を恐れずに言えば、「フォーム教」からの脱洗脳
 
だって、メディアに出るような元プロや有名コーチによるフォーム指導をさんざん試してみたけれど、結局、できないでしょう?
 
そのせいで「自分は運動神経がないんじゃないか?」「テニスのセンスがないのではないか?」などと、苦悩を深めて、ますます信仰にすがりたくなる
 
脱洗脳。
 
「会社を辞めたら、食べていけないのではないか?」
 
「離婚したら、寂しくなるのではないか?」
 
常識的な洗脳にハマると、そのような「妄想」を信じます。
 
そのせいで、ブラック企業でも働き続ける、DVパートナーとも別れられない苦悩を、ますます深めるのです。
 
ところがどっこい、思わずリストラされたり、図らずもパートナーに裏切られたりしたときこそ、常識に反して「チャンス到来」とも言えるのです。
 
洗脳されているうちは、なかなかそうは思えませんよね?
 
なぜ「チャンス到来」?
 
そういう思いがけないハプニングでもなければ、自分からは、退職しないからです。
 
離婚できないでしょう?
 
辞めたり別れたりするから、次のステージへ行けるというのに。
 
もっと、輝ける仕事があるのです。
 
もっと、ふさわしい出会いがあるのです。
 
もっと、最速の上達があるのです。
 
ですから、一時的には確かにツラい思いもするかもしれないけれど、「よっしゃ!」「次に進める!」で大丈夫
 
ハプニングはたいてい、「リストラ」「裏切り」「ボロ負け」「イップス」といった類でしょう。
 
「チャンスはピンチの顔をしてやってくる」のでしたね。
 
テニスも同じです。
 
フォーム指導を実直に守って、それでも上手くいかずに、「打ちのめされそうになったとき」「悔しい思いをして涙が止まらないとき」「どん底に叩き落されてたまらなく不安になったとき」「自分の価値すら感じられなくなったとき」「何のために生きているのか分からなくなったとき」こそ、「よっしゃ!」「次に進める!」で大丈夫
 
洗脳が解ける、「チャンス到来」だからです。
 
そうすれば、常識に染まっていないジュニアプレーヤーのように、大人プレーヤーであっても、すぐに、どこまでも、伸びていけます
 
ただし、冒頭では、次のように説明しましたね。
 
「上達しない大人はなぜそうなるかというと、これまでの経験から培ってきた誤った情報(により形成されたイメージ)をもとに、プレーしているから」
 
この「誤ったイメージ」は、ボールに集中せず、フォームを意識してばかりいたから、形成されてしまいました。
 
この洗脳だけは、「考えずに集中する」だけでは、どうしても解けません
 
ですから、だまされたと思って試してみてください。

『テニス・ベースメソッド』~あなたのテニスがドラマチックに改善するたったひとつの方法~

え?
 
「まさか!」

「ウソでしょ!」

「何でできるの!?」
 
素晴らしい体験になるはずです。

もう、苦しまなくていい。
 
あなたの豊かなテニス人生を、応援しています。

即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
https://note.com/tenniszero

無料メール相談、お問合せ、ご意見、お悩み等は
こちらまで
tenniszero.note@gmail.com

この記事が参加している募集

最近の学び

スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero